JWF News 1月号 『水未来会議2023 世代を超えて考える水問題の未来』を開催します

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【JWF News Vol. 224】2023年1月18⽇発⾏
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◇⽬次◇
・巻頭言 課題が目白押しの2023年
・日本水フォーラムからのお知らせ
 - 【2月4日開催】『水未来会議2023 世代を超えて考える水問題の未来』ご案内
 - 【2月16日開催】企業連携水循環ウェビナーのご案内
・日本水フォーラムからの報告
 - ダルビッシュ 有 水基金 第15号プロジェクト(ネパール)を完了しました!
 - 令和4年度意見交換会・評議会 開催報告
 - 国連地下水サミット:アジア太平洋地域の地下水管理に関するサイドイベントの開催

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・巻頭言 課題が目白押しの2023年
日本水フォーラム代表理事 竹村公太郎
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2023年の新年を迎えて
 2023年の新年を迎え、皆さま健やかにお過ごしのことと存じ上げます。
 昨年同様、今年も心から慶賀の言葉を申し上げられません。2年前から続いた新型コロナウイルス感染症がまだ多くの人々を苦しめております。今年こそ、一日も早く新型コロナウイルス感染症が収束し、人々が自由に安心して集まり交歓できる日々を願っております。
 いまだコロナ禍ですが、私たちがやるべきことは目白押しです。

国連水会議で「熊本宣言」の発信
 昨年2022年4月23日24日に、第4回アジア・太平洋水サミットが熊本市で成功裏に終了いたしました。アジア太平洋地域の首脳たちが、水問題解決に向けて心を込めてスピーチされた集大成が「熊本宣言」です。この水サミット成果の「熊本宣言」を世界に発信していくことが私たち日本水フォーラムの大切な使命です。
 発信していく場はすぐ迫っております。
 3月22日から24日に「国連水会議」が行われます。アジア太平洋の首脳たちは、熊本水サミットでの思いを込めた発言を、この国連水会議においても主張していかれるでしょう。
 日本水フォーラムも、国連水会議をはじめ、年間を通した国際会議で熊本水サミットの成果を発信していきます。

国連水会議へのユース参加
 熊本水サミットでは、九州の高校生たちが3分動画を作成して発表してくれました。ユースの参加はとても新鮮で、世代間交流としても有意義でした。私たち日本フォーラムはユース活動を発展させるために、全国の高校生たちに向かって3分間動画を公募しました。
 その結果、全国から約20作品の応募があり、これらを国連水会議に持ち込み発信していく予定となりました。これに向けて2月4日には、日本全国のユースと一般の皆さんを対象としてオンライン・シンポジウムを開催いたします。
 このように、熊本の第4回アジア・太平洋水サミットの成果は世界に羽ばたこうとしています。

新たな課題「水道の行政移管」
 昨年、日本の水行政において、とても重要な出来事がありました。厚生労働省が所管していた水道行政が移管される発表がなされました。令和6年から、水質は環境省へ、水道事業は国土交通省へ移管されることになったのです。
 私が経験した限りでは、水行政分野の最大の激変です。全国津々浦々の市町村の水道事業が国土交通省に移管されるのです。河川管理者の国土交通省が利水事業を担っていくのです。
 今後、国土交通省は、農業、工業、発電の全ての利水者に対して公平な河川管理行政をしつつ、水道事業者側として国民に低廉で清潔な命の水を提供していくことになります。
 この水分野行政の大変革に当たり、日本水フォーラムが過去一貫して主張してきた「水行政の横断的連携」が具体化されていくのです。行政の横断連携がより良くされていくため日本水フォーラムは、幅広い分野の方々と知恵と意見を交換していきます。その過程を通じて、「安全の治水」と「安心の水利用」の流域水循環の実現に少しでも寄与するよう努力していきたいと考えています。

健全な水循環のための課題は山積みです。健全な流域水循環に向かって日本が努力していくこと自体が、世界の水問題解決のための日本の貢献になると考えています。 

本年も日本水フォーラムへの暖かいご声援とご支援を賜りますよう、心からお願いいたします。

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・日本水フォーラムからのお知らせ
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– 【2月4日開催】『水未来会議2023 世代を超えて考える水問題の未来』ご案内

日本水フォーラムは、2月4日(土)15:00より、『水未来会議2023 世代を超えて考える水問題の未来』を開催します。

水未来会議とは、日本水フォーラムが毎年主催するシンポジウムです。ESG投資の潮流、国連持続可能な開発目標(SDGs)やパリ協定、日本の水循環政策など、国内外の重要な動向を踏まえ、長期かつ広範なビジョンのもと、次世代の行動に向けて闊達な議論を行うものです。

水未来会議2023では、水問題解決に向け、ユース世代が水について考えるきっかけを提供し、世代間でどのように連携していけるのかを議論をします。皆さまのご参加をお待ちしています。

▼詳しくはこちら▼
https://www.waterforum.jp/news/20223/

(報告者:アシスタント・マネージャー 武石晃徳)

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– 【2月16日開催】企業連携水循環ウェビナーのご案内

日本水フォーラムと内閣官房水循環政策本部事務局は、2月16日(木)14:00より、企業連携水循環ウェビナーを開催します。本ウェビナーでは、水の取組に関心を有する企業が健全な水循環の取組に円滑に取り組めるよう、気候変動や自然資本に関する企業の情報開示を求める国際的な動き、節水や水源涵養など、水への取組について紹介します。

このウェビナーは(一社)関東地域づくり協会の助成を受けて開催いたします。

▼詳しくはこちら▼
https://www.waterforum.jp/news/20229/

(報告者:アシスタント・マネージャー 武石晃徳)

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・⽇本⽔フォーラムからの報告
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– ダルビッシュ 有 水基金 第15号プロジェクト(ネパール)を完了しました!

2007(平成19)年3月、ダルビッシュ有投手(現MLB サンディエゴ・パドレス所属)は、日本水フォーラムと協力して、水不足や水の汚染などに苦しむ発展途上国の人々に安全な水を提供することを目的に、「ダルビッシュ 有 水基金」を設立しました。ダルビッシュ有投手は、公式試合で勝利投手となるごとに、同基金に10万円を寄付することを続けています。
この基金を用いて、これまで11カ国で計15件のプロジェクトを実施してきました。

ギャノダヤ中学校では、既存の給水設備が破損し使用できないため、生徒は衛生習慣を持つことが難しく、水系感染症も頻繁に発症している状況でした。このプロジェクトによって中学校に給水設備を支援することで、生徒や教員の水へのアクセス、および衛生状況が改善されました。また、衛生キャンペーンを通じて、生徒や教員だけではなく、地域住民も衛生習慣を身につけることができました。

▼詳しくはこちら▼
https://www.waterforum.jp/news/20214/

(報告者:マネージャー 田畑美世)

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– 令和4年度 意見交換会・評議会 開催報告

2022年12月7日(水)に令和4年度評議会を主婦会館プラザエフで開催いたしました。事務局より「第4回アジア・太平洋水サミット」(2022年4月、熊本)の開催結果および活動について報告し、評議員ほか皆様より、水に関する諸分野の日本から世界に向けた情報発信戦略などについて、ご助言いただきました。また、今年度は、「我が国の持続可能な水と衛生(SDG6)ー水道行政移管に当たって」と題した意見交換会を開催しました。

▼詳しくはこちら▼
https://www.waterforum.jp/news/20162/

(報告者:ディレクター 伊藤和彦)

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– 国連地下水サミット:アジア太平洋地域の地下水管理に関するサイドイベントの開催

2022年12月7-8日に、フランス・パリにあるユネスコ本部において、国連地下水サミットが開催されました。国連が地下水について初めて焦点を当てた国際会議で、ユネスコと国際地下水資源アセスメントセンター(International Groundwater Resources Assessment Centre (IGRAC)が共催しました。本会合に先立ち、ユネスコ本部で国連地下水サミットのサイドイベントが12月6日に開催されました。筆者は、アジア太平洋地域の地下水管理に関するサイドイベントを主催しました。セッション開催結果、及び、国連地下水サミット本会合の開催結果概要を紹介します。

▼詳しくはこちら▼
https://www.waterforum.jp/news/20240/

(報告者:チーフ・マネージャー 朝山由美子)

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JWF News Vol. 224 令和5年1月18⽇発⾏
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