ニュースレター

2020年03月18日

ニュースレター

JWF News 3月号 APWF第25回執行審議会を開催しました

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【JWF News Vol. 185】APWF第25回執行審議会を開催しました
2020年3月18日発行

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◇目 次◇

・巻頭言 自然につくられる日本人―無常―

・日本水フォーラムからの報告
- APWF第25回執行審議会を開催しました

・採用情報
- マネージャー募集

・活動へのご支援・ご協力のお願い

・掲示板コーナー

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・巻頭言 自然につくられる日本人―無常―
代表理事 竹村公太郎

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巻頭言を書いているのは2月の後半です。長く寒い冬が終わり春の便りが聞こえてきました。ところが寒の戻りが来るので油断できません。私は花粉症なので、春の花粉と寒の戻りの風邪の両方に気を付けなければなりません。厄介な季節です。

日本のめまぐるしい気象
(図―1)は日本とレバノンの気温変化図です。同じ2001年の夏の日平均気温を示したものです。実線が日本、点線がレバノンです。レバノンの夏は23~29度の約6℃の幅で推移しています。それに対して、日本は17~32度の15℃という大きな幅で推移しています。
レバノンの3カ月間の気温変化など、日本ではたった2~3日もあれば変化してしまうのです。レバノンの人々から見ると、日本の気温は目まぐるしく変化する忙しい国だと思われることでしょう。

NLvol.185_1(図―1)

(図―2)は日本とパリの月別平均降雨量の比較図です。中近東は降雨がほとんどなく日本と比較しようがないので、西欧の中心地パリの降雨との比較を示しました。
パリの降雨の変化は少なく一年中ほぼ同じです。しかし、日本の降雨は一年中変化し続けています。一カ月前と一カ月後ではまるで違うのです。月平均でこのように変化が激しい降雨は、一週間単位ではさらに激しい変化を示していきます。

NLvol.185_5(図―2)

私の記憶に残っているのが2000年の東海豪雨です。この年の9月11日から12日の2日間で、東海地方は記録的な集中豪雨に見舞われました。たった一晩の豪雨が東海地方の人々の資産七千億円を奪ってしまったのです。

NLvol.185_4.jpg

実は、その集中豪雨が襲ってくる寸前まで、東海地方は深刻な渇水状態にあったのです。その渇水と豪雨を報道する記事をチェックすると、両者の日付の差はたった5日でしかありません。

無原則の日本
この激変する気象の日本列島に生きてきた日本人は、気象に歩調を合わせざるをえませんでした。主導権を握っているのは気象や地震などの自然なのです。
日本人がある理想とか不動の目標などを標榜しても、主導権を握っている自然によって簡単に吹き飛ばされてしまいます。理想、目標、そして人生の原理、原則などは人間の理念です。自然が少し機嫌を損ねて暴れれば、これらの理念は胡散霧消してしまうのです。

日本人は確固たる原則を持たない、と云われます。確固たる原則を持ちようがないほど、主導権を握った自然が激しく変化するから当然なのでしょう。
強いて日本人の原則を表現すると、日本人の唯一の原則は「無原則―原則がないことが原則―」なのです。多くの識者は、ことあるたびに日本人の無原則を指弾しています。しかし、主導権を握っている自然に適応して生きる日本人は、融通無碍の無原則が合っているのです。
自然の激変と災害は説明しきれない不条理です。この不条理に主導権を持たれている日本人が、しぶとく生きる知恵は無原則なのでしょう。

永遠と無常
一神教は砂漠と土漠の乾燥地帯から生まれました。
見渡す限り砂漠が広がり、夜、見えるのは月と星だけです。何もなく誰もいない。
乾燥地帯の砂漠は昨日と今日は同じです。いや何十年前、何百年前そして何百年後もその姿は変わらないのです。そして、この砂漠には動くものは見えない。動くものは必ず変化しますが、動くものがないから、変化しようがない。朽ちたりもしない。
変化しない、朽ちないモノは永遠という現実です。
永遠は乾燥地帯の人々にとっては理念ではないのです。目の前にある現実だったのです。

一方、自然が変化する日本で、永遠という現実はありません。
日本には多様な自然の万物が存在しています。その存在するモノは必ず変化します。変化しないモノ、変質しないモノ、朽ちないモノなどないのです。
日本人にとって、変化する自然が現実です。変質し続けるモノが現実です。朽ちていくモノが現実です。
日本人には、常でない「無常」が現実なのです。

地球上のあらゆる地域で、自然が人々の性格、思考そして文化の主導権を握っているようです。

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・日本水フォーラムからの報告

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- APWF第25回執行審議会を開催しました

2020年2月25日、日本水フォーラムが事務局を務めるアジア・太平洋水フォーラム(Asia-Pacific Water Forum: APWF)は、シンガポール公益事業庁による支援のもと、シンガポールGood Wood Park ホテルにおいて、第25回APWF執行審議会を開催しました。新型コロナウィルス感染の影響を踏まえ、シンガポールでの集会は最小限の人数にとどめ、多くのメンバーはオンライン会議システムを用いた参加となりました。
APWF執行審議会エルワルド・アララル副議長による進行のもと、1) 2020年10月19-20日に開催が予定されている第4回アジア・太平洋水サミット(4th APWS)におけるプログラム(案)、4th APWS成果文書の考え方、分科会の構成等、2) 2020年のAPWFの優先テーマ別活動計画、及び、3) 第9回世界水フォーラムへの対応について議論を行いました。

▼詳しくはこちら▼
http://www.waterforum.jp/all/policy_recommendations/apwf/2020/0318/?p=13022

(報告者:マネージャー 朝山由美子)

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・採用情報

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- マネージャー募集

現在日本水フォーラムでは、マネージャーを募集しております。
日本水フォーラムのミッションとビジョンを理解し、地球上の水問題解決に貢献したいという、強い意志をお持ちの方のご応募をお待ちしています。
ご質問等、お気軽にE-mail (recruit[at]waterforum.jp)またはお電話にてお問い合わせ下さい。
※[at]をアットマークに変えて送信してください。

▼募集内容の詳細はこちら▼
http://www.waterforum.jp/all/recruit/2020/0228/?p=123?tag=jp,rep_jp

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・活動へのご支援・ご協力のお願い

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「第4回アジア・太平洋水サミット(4th APWS)」が、2020年10 月19 日(月)、20 日(火)の2日間、熊本市において、アジア・太平洋水フォーラムと熊本市の共催により開催いたします。

4th APWSの開催に向けて、寄付を募集しておりますので、皆様の暖かいご支援・ご協力を賜りますようお願い申し上げます。

▼寄付の詳細はこちら▼
http://www.waterforum.jp/jp/get_involved/make_a_donation

▼問い合わせ先はこちら▼
TEL: 03-5645-8040
E-mail: news[at]waterforum.jp
※[at]をアットマークに変えて送信してください。

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・掲示板コーナー

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【アジア開発銀行研究所(ADBI)出版物】
書名:Water Insecurity and Sanitation in Asia
発行者:Asian Development Bank Institute
発行日:2019年12月
https://www.adb.org/publications/water-insecurity-and-sanitation-asia

※免責事項:日本水フォーラムは、掲示板の掲載情報に関して責任を負いかねます。
掲載情報へのお問い合わせは各主催者へお願いいたします。

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JWF News Vol. 185 令和2年3月18日発行
特定非営利活動法人日本水フォーラム
〒103-0015 東京都中央区日本橋箱崎町5-4 アライズ第2ビル6階
TEL: 03-5645-8040 FAX: 03-5645-8041
E-mail: news[at]waterforum.jp URL: http://www.waterforum.jp
※[at]をアットマークに変えて送信してください。

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