ダルビッシュ 有 水基金 第11号プロジェクト(タイ) 報告

第11号プロジェクト チェンマイ県メーチェム郡サハミット・ワッティヤ学校での安定した生活・農業用水と飲み水の供給プロジェクト

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ワークショップに参加したサハミット・ワッティヤ学校の生徒代表

 

1)実施地
タイ チェンマイ県 メーチェム郡 タンボン・バーンチャン サハミット・ワッティヤ学校

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タイ チェンマイ県

2)受益者数
サハミット・ワッティヤ学校の生徒600名、教師50名

3)実施期間
2017(平成29)年4月~2017(平成29)年12月

4)実施団体
Sustainable Community Foundation (SCF)
http://www.oursustainablecommunities.org/

5)実施地の水に関する問題
対象地域には山岳民族が住んでおり、少数民族である彼らは、タイの全人口の約1.5%を占めているが、政府による教育、医療、公共サービスを十分に受けることができない。サハミット・ワッティヤ学校には、このような状況にある山岳民族の子どもたちが通っている。この学校では、生活用水や学校の農業用水、飲み水を川や井戸に頼っているが、川の水は乾季になると減り、井戸の水は村の人口増加と地震の影響で利用できる量が減少している。

6)実施内容

  • 事前調査
  • 学校関係者とのミーティング
  • 村関係者とのミーティング
  • 貯水タンク10基と配管による生活用水のための水貯留・供給システム1式の建設・設置
  • 貯水タンク4基と屋根配管による飲み水のための雨水貯留・供給システム1式の建設・設置
  • 貯水タンク1基と屋根配管によるトイレ清掃用の水のための雨水貯留・給水システム1式の建設・設置
  • 現場トレーニング
  • 維持管理に関する指導
  • ワークショップの開催
  • 水質検査の実施

 

7)実施成果

  • サハミット・ワッティヤ学校の生徒600人と教師50人が、安定した生活用水と農業用水を利用できるようになった
  • サハミット・ワッティヤ学校の生徒600人と教師50人が、雨水を活用し、飲み水を利用できるようになった
  • 井戸水の汲み上げにかかっていた電動ポンプの電気代が減った
  • 生徒や教師、地域住民が建設に必要な技術の知識や協力し合うことの大切さを学んだ

 

実施地のようす

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サハミット・ワッティヤ学校

活動のようす

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 事前調査 貯水タンクの建設
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 タンクの外壁を補強  雨どいの設置
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 完成した雨水貯留タンク ワークショップには学校関係者と地域住民、生徒保護者が参加

ダルビッシュ有投手をはじめ、当基金へご寄付いただいた皆さま、活動に参加いただいた学校、現地パートナー団体など、多くの皆さまのご支援とご協力によりプロジェクトを実施することができました。
心より感謝申し上げます。

▼ダルビッシュ 有 水基金や過去に実施したプロジェクト、参加方法についてはこちら▼
https://www.waterforum.jp/jp/what_we_do/grass_roots_projects/darvish

(報告者:マネージャー 郡司晃江)

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