JWFファンド2023 事後調査報告

水栓から水を汲むMbororo共同体の少女

1.はじめに

JWFファンドは、草の根団体による水と衛生に関する課題解決を目指すプロジェクトを支援するプログラムです。2015年から事後調査を実施して、活動終了から数年経過してから実施前の課題にどのような変化が見られたか把握・理解するように努めております。

2025年度は、JWFファンド2023で支援した5件の実施団体のうち、4団体(インドネシア1件、ウガンダ2件、カメルーン1件)から実施承諾の回答を得て、事後のフォローアップ調査を実施しました。詳細は各報告書をご覧ください。

2.JWFファンド2023事後調査報告書

プロジェクト名直接
受益者数
報告
1.Shabaan小学校の給水改善ウガンダ1,141人PDF
2.Kahinju小学校と地域給水改善ウガンダ1,216人PDF
3.West Timorの元避難民集落配水管網補修インドネシア702人PDF
4.Mbororo共同体の水源池修繕カメルーン1,000人PDF

3.事後調査結果の傾向

  • 全ての案件で、設置した設備が活用されている。
  • 設備の維持管理は、住民たちが中心となって実施している。
  • 水系感染症が減少傾向にある。
  • 直接受益者だけでなく、対象地域付近住民の衛生活動にもよい影響を与えている。

4.おわりに

日本水フォーラムは現場の課題やニーズに効率的かつ効果的に応えることを念頭に活動しています。来期以降もこの事後調査で得られた結果を踏まえて、JWFファンドを改善して実施いたします。

▼前記事: 2024.4.19JWFファンド2023 実施報告▼

https://www.waterforum.jp/news/21657/

▼応援先: JWFファンド▼

https://www.waterforum.jp/what-we-do/jwf/

(報告者:プロジェクトマネージャー 鈴木武二郎)

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