追悼 副代表理事 菅 和利 先生

 皆様に悲しいお知らせをさせていただくこととなりました。日本水フォーラムの副代表理事の管和利先生が、令和7年11月12日にご逝去されました。菅先生のご逝去に哀悼の意を表せさせていただくとともに、先生のご冥福を心よりお祈りいたします。
菅先生には、私たち日本水フォーラムが誕生した2004年の11月、理事にご就任していただきました。それ以降、私たち日本水フォーラムのスタッフ一人一人にやさしくお言葉をかけていただき、励まされ続けてきました。理事としてご助言、ご指導を数多く賜りましたが、私たちスタッフの新しい試みについても親身にご相談にのっていただきました。2019年から始まったコロナ禍で呆然としていた私たちスタッフに「今まで忙しく業務に追われていたのだから、このような時こそじっくり新しい試みなどを考える機会ですね」というお言葉に励まされ、オンラインを最大限利用して日本と海外で水問題に取り組む若者たちとコンタクトを深めていく「ユース水フォーラム」という活動の柱を立ち上げたのです。
 さらに管先生は、日本水フォーラムの財政を考慮され、この活動の国際会議参加等に協力していただける企業のご紹介をしていただき、わざわざ企業様へのご挨拶にも同行もしていただくなど親身になってご協力をしていただきました。おかげで「ユース水フォーラム」は順調な滑り出しをしました。この活動は菅先生によって誕生し、そして育てられたのです。菅先生が大学進学で土木工学を専攻したのは「人を幸せにしたいから」とお話しになっていたとも聞いております。
 菅先生は生涯一貫して人にやさしい教育者であり指導者でありました。私たち日本水フォーラムにとって大切な指導者が去ってしまい残念でしかたがありません。私たちは、菅先生のお気持ちを少しでも受け継いでいけたらと改めて心しているところであります。
 菅先生どうぞ天国から私どもを優しいまなざしでお守りください。                   

日本水フォーラム 一同

お使いのブラウザーはこのサイトの表示に対応していません。
より安全な最新のブラウザーをご利用ください。