JWF News 10月号 ダルビッシュ有水基金第17号プロジェクトフォローアップ報告

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【JWF News Vol. 256】 2025年10月16日発⾏

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◇⽬次◇

・日本水フォーラムからの報告
– ダルビッシュ有水基金第17号プロジェクトフォローアップ報告
– 開催報告:ストックホルム世界水週間2025“アジア太平洋における早期警戒:科学と行動をつなぐ”
“アジアの水・エネルギー・食料・生態系の未来:水力発電と自然共生型解決策の調和”
“ヒンズー・クシュ・ヒマラヤ(HKH)における気候レジリエントな水管理のための地域シナジーの活用”
“気候行動を加速する:水レジリエンスに向けた分野横断型パートナーシップ”

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・日本水フォーラムからの報告

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– ダルビッシュ有水基金第17号プロジェクトフォローアップ報告

ダルビッシュ有水基金のフォローアップ調査は、現状を確認するためプロジェクト完了後約2年程度で行っています。昨年の実施団体RWCは8月に自主調査をされました。
RWCの自主調査の結果、プロジェクトの影響が想定より大きいと確認できました。また、最近の国境紛争によってこの村にもタイからの帰国者が来て水需要が増えたとわかりました。

▼詳しくはこちら▼
https://www.waterforum.jp/news/23725/

(報告者:プロジェクト・マネージャー 鈴木武二郎)

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– 開催報告:ストックホルム世界水週間2025 “アジア太平洋における早期警戒:科学と行動をつなぐ”

ストックホルム2025「アジア太平洋における早期警報:科学と行動をつなぐ」では、科学、技術、そして包摂的ガバナンスが、早期警報システムをすべての人々の命を守る仕組みに変える可能性について、衛星観測、予測的ファイナンス、コミュニティ主体のシステム、ジェンダーに配慮した設計などの革新的な取組を紹介しつつ議論した。WMO、IWMI、ADPC、JAXA、KEI、ICIMOD、AWP、ESCAP、SEI Asia、APWFの登壇者らは、共創による実践的な情報提供と地域主導のアプローチの重要性を強調し、早期警報を最も脆弱な人々にも確実に届け、アジア太平洋地域全体の気候レジリエンスを高める必要性を訴えました。

▼詳しくはこちら▼
https://www.waterforum.jp/news/23734/

(報告者:チーフ・マネージャー 朝山由美子)

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– 開催報告:ストックホルム世界水週間2025 “アジアの水・エネルギー・食料・生態系の未来:水力発電と自然共生型解決策の調和”

アジアは今、水資源の多目的利用とクリーンエネルギーへの緊急な需要、そしてかけがえのない生態系の保全という課題の間で重要な岐路に立っています。セッション「アジアの水・エネルギー・食料・生態系の未来:水力発電と自然に基づく解決策の調和に向けて」では、統合的な流域計画、包摂的ガバナンス、科学的イノベーションを通じて、水力発電を自然と共生する力へと進化させる方法を議論しました。IWMI、ADPC、IUCN、UNESCO、GIBの専門家らが、ガンジス川流域での地下水涵養からラオスの生物多様性オフセットまで、実践的なモデルを紹介し、自然に基づく解決策(NbS)がエネルギー、水、食料、生態系の間にあるトレードオフを調整し、アジアおよびその先にわたるレジリエントで持続可能な発展を促進できることを示しました。

▼詳しくはこちら▼
https://www.waterforum.jp/news/23743/

(報告者:チーフ・マネージャー 朝山由美子)

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– 開催報告:ストックホルム世界水週間2025 “ヒンズー・クシュ・ヒマラヤ(HKH)における気候レジリエントな水管理のための地域シナジーの活用”

ヒンドゥークシュ・ヒマラヤ(HKH)における気候レジリエントな水管理のための地域的シナジーの活用」セッションでは、HKHが直面する危機に対応するため、APWF、ADB、ADPC、ICIMOD、IUCNアジア、IWMIの専門家が、急速に進む氷河融解、洪水、水不足がすでに19億人の人々の暮らしを脅かしている現状を共有し、科学・政策・資金・地域社会の連携を通じた、緊急かつ協調的で、エビデンスに基づく行動の必要性を訴えました。主要なメッセージとして、科学外交を通じた越境協力の強化、自然に基づく解決策や若者主導の取り組みの拡大、氷河・流域の知見を政策に統合すること、そして気候レジリエントな投資を促進する資金動員の重要性を強調しました。

▼詳しくはこちら▼
https://www.waterforum.jp/news/23727/

(報告者:チーフ・マネージャー 朝山由美子)

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– 開催報告:ストックホルム世界水週間2025 “気候行動を加速する:水レジリエンスに向けた分野横断型パートナーシップ”

2025年の世界水週間において、ノーザン・ウォーターネットワーク(NoWNET)は、「マルチステークホルダーおよびセクター横断的な連携が、いかにして気候行動を加速し、水レジリエンスを強化できるか」をテーマに活発な対話を行いました。本セッションでは、EU水レジリエンス戦略を中心に、デンマーク、オランダ、ポルトガルからの見解や、日本・韓国の経験を共有し、登壇者は、水循環の回復、自然に基づく解決策(NbS)の拡大、そして資金動員が、強靱で包摂的な水の未来を構築する鍵であることを強調しました。各国政府、セクター、地域間の協働を「志」から「具体的行動」へと移すことの重要性が確認されました。

▼詳しくはこちら▼
https://www.waterforum.jp/news/23749/

(報告者:チーフ・マネージャー 朝山由美子)

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 掲示板コーナー

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【「水のインフラ事典」】
名称:「水のインフラ事典」
発行:丸善出版、2025年10月24日
著者:水インフラの事典編集委員会
開催場所/参加方法:大型書店やAmazon等でぜひお買い求めください!
URL:https://www.maruzen-publishing.co.jp/book/b10123374.html

【第33回リバーフロント研究所研究発表会(オンデマンド配信)】
主催者名:公益財団法人リバーフロント研究所
開催日時:令和7年10月30日(木)13時から配信開始
開催場所/参加方法:WEB公開オンデマンド配信
URL:https://www.rfc.or.jp/ivent2025_hokokukai.html

【第28回日本水大賞】
主催者名:日本水大賞委員会(事務局:公益社団法人日本河川協会)
募集期間:令和7年7月7日~10月31日
開催場所:日本科学未来館(予定)
URL:https://www.japanriver.or.jp/taisyo/

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【JWF News Vol. 256】 2025年10月16日発⾏
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