アクアプログラム2022が完了しました!

アクアプログラムは、ジュエリーブランド『4℃』を展開する株式会社エフ・ディ・シィ・プロダクツと日本水フォーラムとの共同プロジェクトです。

「水」を通じた社会貢献により、水に関する問題を抱える途上国の人々を支援し、「美しさ」と「ときめき」を届けることを目指して、2008年のプロジェクト開始から、これまでキリバス、スリランカ、バングラデシュで活動を展開。2017年からは、水問題に苦しむバングラデシュの農村地域にて、継続的に活動を実施しています。

アクアプログラム2022では新たに40世帯を対象として、雨水を貯留するAMAMIZUタンクを設置し、併せてこの設備の維持管理のためのトレーニングなどを行いました。

▼アクアプログラム オフィシャルウェブサイト▼

https://www.fdcp.co.jp/Page/aquaprogram/?bid=4c-jewelry

アクアプログラムはSDGsの達成にも貢献しています。

AMAMIZUタンクと利用者(1)

AMAMIZUタンクと利用者(2)

“今日の私ほど幸せな人って、いないでしょう?”

女性受益者のコメントより抜粋(詳しくは、以下をご覧ください)

プロジェクト概要

1)プロジェクト名

アクアプログラム 2022

2)実施地

バングラデシュ クルナ管区

バングラデシュ
クルナ管区

3)受益者数

40世帯、175人

4)実施期間

2022年10月~2023年6月

5)現地パートナー団体

Skywater Bangladesh Ltd.

https://skywaterbd.com/site/

6)実施地の水問題

本プロジェクトの対象地であるモレルガンジ郡には、水道がなく、住民たちは生活用水や飲み水をため池や井戸から汲んだ水や、水売りから購入した水に頼っている。

水汲みは特に女性や子どもたちにとって重労働となり、水の購入費用は家計を圧迫している。また、汚染された水源が原因で下痢症などの病気になる住民も多く、治療にかかる費用がさらなる負担となっている。

7)実施内容

・基礎調査/ソーシャルマップの作成

・AMAMIZUタンク2基と集水配管一式を40世帯に設置

・維持管理に関するトレーニング

・雨水利用に関する知識と経験の共有ワークショップ

・家庭訪問によるフォローアップ

・水質検査

実施の様子
ソーシャルマップ作成
基礎情報調査
AMAMIZUタンクの製造
AMAMIZUタンクの設置
維持管理トレーニング
フォローアップ訪問

8)期待される効果

・特に女性や子どもたちが、水汲みの負担から解放される

・40世帯が雨水を活用して安全な飲み水を利用できるようになる

・水の購入にかかる費用や水に起因する病気が削減される

受益者の様子

Momtaz Begumの家は貧しい5人家族である。彼女の夫Md. Salim Jomadderはトラック運転手をしているが収入が少なく、とても苦労している。生活に必要な支出に加えて、子どもたちの学費を負担するのはたいへん難しい。彼女は多くの問題を抱えていたが、安全な飲み水の確保が最大の問題だった。

貧しさゆえに、Momtaz Begumは水の危機を積極的には解決してこられなかった。彼女と子どもたちは一日二回、遠くの池へ水汲みをする日々を過ごしていた。水を毎日汲みに行くのはとても困難で、子どもたちは勉強に使いたい時間を無駄にしていた。しかも池の水は汚れていたので、この家族はいつも感染症にかかっていた。

そんなある朝、Momtaz Begumは隣のRenu Bhabhiの子どもたちが、自分の子どもたちが水汲みをしている時間に勉強をしていると気が付いた。以前はお隣も行っていたけれども、近頃は水を運んでいない。そういえば去年Renu Bhabhiの家にAMAMIZUタンクが設置されてから、彼女とその子どもたちは池の水汲みに来ていない。ここから、いろいろと考えるようになった。MomtazはRenu Bhabhiのところに行って、AMAMIZUについて話してみた。そこで、水汲みをやめただけではなく、病気も大いに減ったとわかった。池の水は、空にさらされて遮るものがないからたくさんの目に見えないばい菌に汚染されやすくて、安全ではないとRenu Bhabhiに説明された。家族を水系感染症から救いたければAMAMIZU設置を試してみてはどうか、とのことだった。Renu Bhabhiの提案に感心して、なるべくはやく家にAMAMIZUを設置したいと気持ちが傾いた。

Renu Bhabhiのすすめどおりに、Momtaz BegumはSBLのモレルガンジ事務所に連絡を取って事務所に行き、AMAMIZUを手に入れるまでには何が必要か説明を受けた。AMAMIZUの購入には、負担金として3,000タカを前払いする必要があると分かった時は少しもどかしさを感じたが、家族全員の健康の為にはAMAMIZUを設置しようとの思いを深めた。

「SBLのマネージャーにお金のことを話すとプロジェクトご出資団体のお名前が入った、青いきれいなポーチを渡されて、負担金が払えるようになるまでそれにお金を貯めておくといいよと言われました。家計からやりくりをして、6・7か月かけて3,000タカの負担金を貯めました。それをSBLに預けたら、4℃アクアプログラム2022の受益者の中に私の名前も入りました。今、私の夢は現実になりました。私は二つのAMAMIZUのオーナーですよ!これからは、もう私も子どもたちも、遠くの池まで水汲みに行かなくて済むので幸せです。私の息子も娘も、Renu Bhabhiさんのお子さまたちのように勉強時間ができるのです。うちの家族は病気にならなくなるわ。安全なお水を飲めるのですもの!」

聞いてください、と彼女はいった。

「今日の私ほど幸せな人って、いないでしょう?」

株式会社ヨンドシーホールディングス及び株式会社エフ・ディ・シィ・プロダクツをはじめ、活動に参加いただいた世帯、現地パートナー団体、実施地の地方行政関係のみなさまなど、多くのご支援とご協力により本プロジェクトを実施・完了することができました。ありがとうございました。]

(報告者:プロジェクト・マネージャー 鈴木武二郎)

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