「雄物川の歴史と成瀬ダムをめぐるSDGs」を開催しました

2022年10月22日(土)に、日本水フォーラム(ユース水フォーラム事務局)が主催する「雄物川の歴史と成瀬ダムを巡るSDGs」を開催しました。

当イベントは、東北地方のユースの方たちが住む流域の歴史と安全、そして経済発展を支える現場を視察し、ユースの方たちに「水」への理解を深めていただくことを目的として開催しました。
イベントでは、雄物川の発展の歴史を支えてきた「成瀬頭首工」、そして、未来の雄物川の安全と発展を支える建設中の「成瀬ダム」の工事現場、最先端の技術で工事現場を体感できる「KAJIMA DX LABO」を見学いただくことができました。

このイベントをきっかけに、東北地方のユースの方たちに、海や河川でのボランティア活動や文化活動など、水に関わる3分間の動画(英語)を作成してもらうことを期待しています。

■開催概要■ 
【募集対象】
東北地方の高校生、大学生世代

【開催日】
2022年10月22日(土)

【行程】
雄物川筋土地改良区中央管理所
雄物川筋土地改良区の菊池事務局長と、東北農政局平鹿平野農業水利事業所長の落合様より、用水路の整備など土地改良区が果たしている役割を説明いただき、また、中央管理室では、実際に 水門を遠隔で操作しているところを視察しました。
成瀬頭首工
実際に成瀬頭首工の上から見学し、頭首工からどのように農業用水を取水しているか、また魚道を整備するなど環境には十分な注意を払っていることをご説明いただきました。
やまゆり温泉   昼食(ダムカレー)
KAJIMA DX LABO
見学者はタブレット端末を操作しながら、ジオラマやパネルに組み込まれたARを通じて体感・学習することができました。さらに展望デッキでは、工事中の堤体にタブレットをかざすことで、成瀬ダムの完成形がARで確認することができました。
A4CSELで稼働する20台以上の自動化重機が無人で堤体を打設していく様子を見ながら、最新のAR・VR体験を通して、最先端ICTならびに鹿島建設様が考える「土木の未来の姿」を体感することができました。
成瀬ダム工事現場
成瀬ダム工事事務所小山内副所長より、工事現場のご説明をいただきました。成瀬ダムは、砂礫をセメントで固めて造る「台形CSGダム型式」の構造で作られており、砂礫をどのように収集しているかについて説明をして頂きました。

【講演者】
雄物川筋土地改良区 事務局長 菊池二郎様
管理課長(兼)中央管理所長(兼)管理責任者 後藤 保様
農林水産省 東北農政局 平鹿平野農業水利事業所 所長 落合弘様
国土交通省 東北地方整備局 成瀬ダム工事事務所 小山内慶副所長他、各御担当者様

【講演者(バス内)】
吉村 和就氏(日本水フォーラム 理事、グローバルウォータ・ジャパン代表、国連テクニカルアドバイザー)
渡邉 紹裕氏(日本水フォーラム 理事、京都大学 名誉教授・特任教授、熊本大学 客員教授、温州大学 学長特別顧問・客座教授)
石渡 幹夫氏(日本水フォーラム 理事、国際協力機構 国際協力専門員、東京大学大学院 客員教授)
竹村 公太郎(日本水フォーラム 代表理事)
村山 英俊(日本水フォーラム ディレクター)

【後援】
国土交通省東北地方整備局成瀬ダム工事事務所、東北農政局平鹿平野農業水利事業所、東成瀬村役場、秋田魁新報社

【ご協賛】

【イベントの様子】

【イベントの実施報告書はこちら

(報告者:プロジェクト・コーディネーター 鈴木宏久)

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