シンポジウム 『国連【世界水の日】記念・水未来会議2017』を開催しました

日本水フォーラムは、2月22日(水)、シンポジウム『国連【世界水の日】記念・水未来会議2017』を開催しました。当日は、登壇者含め、約110名の参加がありました。

「水未来会議」とは、日本水フォーラムが主催するシンポジウムです。持続可能な開発目標(SDGs)をはじめ、パリ協定や本邦水循環政策など、国内外で水に関連する新たな潮流を迎えたことを受け、2016(平成28)年からスタートしました。今後の水行動の指針となるべき長期かつ広範なビジョンを展望し、様々な取り組みの一層の推進とイノベーションの促進に寄与することを目指しています。

前回の「水未来会議」は、COP21においてパリ協定が正式に採択されたことを受け、「水未来会議2016~Climate is Water」として、2016(平成28)年3月1日に開催しました。気候変動の影響について、水分野においても緩和と適応の両面で取り組む必要があることを提起し、今後の課題や方向性について議論を進めることができました。

今回は、SDGsがスタートし2年目を迎えての開催です。SDGs達成をはじめとする環境課題の解決には、多様なプレイヤーの貢献と連携が不可欠であると言われています。そこで、「水未来会議2017」では、重要なプレイヤーである企業に焦点を当てました。

「持続可能性の構築を共に」果たしていく仲間である企業。その役割を読み解くため、近年のESG投資(環境・社会・ガバナンス)の潮流に着眼しました。その観点から、企業にとって環境課題への取り組みは、経営上の戦略として位置づけられていくことが重要であることが確認されました。

本シンポジウムを通して得られた成果は、「水未来会議からのメッセージ2017」として発信していきます。「水未来ジャーナル創刊号」にも全文掲載していますので是非ご覧ください。

日本水フォーラムは、今後も水分野に関する最新情報や日本の叡智の発信、啓発活動、水問題解決に向けた政策提言活動に取り組んでまいります。

水未来会議からのメッセージ2017」(PDF)

 

開催概要

催事名 国連【世界水の日】記念・水未来会議2017
日時 平成28年2月22日(水)14:00~17:00(開場13:30)
会場 衆議院第一議員会館 (1階多目的ホール)
主催 特定非営利活動法人日本水フォーラム
後援 外務省、厚生労働省、農林水産省、経済産業省、国土交通省、環境省、IWA日本国内委員会、一般社団法人水文・水資源学会、水の安全保障戦略機構

 

プログラム(PDF

ご挨拶 ・中川郁子氏(衆議院議員・水戦略特命委員会事務局長)
・五十嵐崇博氏(国土交通省水管理・国土保全局水資源部長/内閣官房水循環政策本部事務局長)
基調講演 ・森 美樹夫氏(外務省国際協力局審議官)

「持続可能な開発目標(SDGs)~我が国の取組~」(PDF

プレゼンテーション ・佐々木奈月氏(みずほ情報総研株式会社環境エネルギー第2部コンサルタント)(PDF
・森澤充世氏(CDPジャパンディレクター)(PDF
・金子洋平氏(花王株式会社サステナビリティ推進部エコ戦略推進グループ部長)(PDF
・沖 大幹氏(国連大学上級副学長・東京大学生産技術研究所教授)(PDF
パネルディスカッション 「持続可能性の構築を共に」
・ファシリテーター:沖 大幹氏
・パネリスト:森澤充世氏、金子洋平氏、柴田昌彦氏(みずほ情報総研株式会社環境エネルギー第2部シニアコンサルタント)

中川郁子氏

五十嵐崇博氏
 

森 美樹夫氏

佐々木奈月氏

柴田昌彦氏

森澤充世氏

金子洋平氏

沖 大幹氏
 

質疑応答の様子

 竹村公太郎

(報告者:マネージャー 桑原清子)
本シンポジウムは、公益財団法人河川財団の河川基金の助成を受けています。

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