APWF第24回執行審議会を開催しました

 2019年7月22日、日本水フォーラムが事務局を務めるアジア・太平洋水フォーラム(Asia-Pacific Water Forum: APWF)は、シンガポール(シンガポール公益事業庁WaterHub)において、第24回APWF執行審議会を開催しました。会合にはAPWFのメンバー機関のうち、21機関27名が参加しました。
 APWF執行審議会ラビ・ナラヤナン議長、チャンファ・ウー 副議長、及び、エルワルド・アララル副議長による進行のもと、1) 2020年10月19-20日に開催が予定されている第4回アジア・太平洋水サミット(4th APWS)の準備・全体テーマ・議題の焦点、2) APWFの優先テーマ別活動計画、及び、3) 第9回世界水フォーラムへの対応について議論を行いました。

議論の結果

  • 4th APWSの準備状況について
     他の水分野に関する国際会合とAPWSの違いや、運営していく上での注意点、「ヤンゴン宣言」及びそのフォローアップ活動で発信した提言を活かしつつ、今後作成する4th APWSの成果文書のポイント等の意見をいただきました。APWF事務局は、これらの意見を踏まえて、APWFメンバーをはじめとする国内外の専門家・実務者等と共に、4th APWSの成果文書草案の策定に着手します。
  • APWFの優先テーマ別活動計画について
    APWFの3つの優先テーマリーダー(UNESCO:健全な水循環管理、UNESCAP:ガバナンスと包摂的な開発、ADB:持続可能な開発目標達成のためのファイナンスと投資)から現状報告及び今後について提案がなされました。今後、APWFメンバー機関とともに、ストックホルム世界水週間アジア・フォーカスセッション等をはじめとするイベントにおける発信を意識した資料のとりまとめを行っていきます。
  • 第9回世界水フォーラムについて
    現時点では、詳細の情報はまだないため、引き続き第9回世界水フォーラムにおけるテーマ別議論の動向について積極的な情報収集に努め、当該フォーラムにおいて、適切に第4回APWSの成果を反映させ、水課題解決に資する地域間協力を促すための道筋が示せるよう、APWFメンバー機関とともに緊密に連絡を取っていきます。

 

皆様の引き続きのご指導をどうぞ宜しくお願い致します。

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24APWF執行審議会 次第

9:30-9:35 挨拶、自己紹介 
  
ラビ・ナラヤナンAPWF執行審議会議長、チャンファ・ウー同副議長 、エルワルド・アララル同副議長による開会挨拶
   全参加者による自己紹介 
9:40 – 10:40

議題1:4th APWSの準備状況

  • 計画概要の説明(APWF事務局・熊本市)
    – プログラム
    – 4th APWS成果文書
    – テーマ別セッション
    – 4th APWSまでのスケジュール
    – スポンサーシッププラン
  • APWFメンバー機関との意見交換
10:40 – 10:55 休憩
10:55 – 12:15 議題2: APWFの優先テーマ別活動計画
各テーマ別リーダーからの報告・提案及びテーマ横断的課題に関する意見交換
1)UNESCO:健全な水循環管理
2)UNESCAP:ガバナンスと包摂的な開発
3)ADB:持続可能な開発目標達成のためのファイナンスと投資
12:15 – 13:15 昼食
13:15 – 14:00 議題 3: 第9回世界水フォーラムの現状
1) APWF事務局から「第9回世界水フォーラムキック・オフミーティング」参加報告
2) 現在の動向を踏まえ、APWFメンバー機関との意見交換
14:00 – 14:15

議題 4SWWW2019「アジア・フォーカス」セッション
4セッションの開催計画概要の紹介

14:15 -14:25 議題 5: 参加者からの情報共有
14:25 – 14:35

24回執行審議会のとりまとめ
APWF執行審議会議長及び副議長による議論のまとめ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(報告者:マネージャー 朝山由美子)

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