ドゥシャンベ会議 参加報告

アジア・大洋水フォーラム(APWF)の事務局を務める日本水フォーラム(JWF)は、政策提言活動の一貫として水の国際行動の10年『持続可能な開発のための水(2018-2028)』に関するハイレベル会議(“ドゥシャンベ会議”)に参加しました。

国連は、2018年3月22日から「水の国際行動の10年『持続可能な開発のための水』(2018-2028)」を開始しました。この狙いは、迫りくる水危機に対する国際社会の関心を高め、今後10年間、世界、地域、国内レベルでプロジェクトやイベントを収斂させて行動を結集させることです。

さっそく、2018年6月20から22日にかけて、タジキスタンの首都ドゥシャンベにて、ドゥシャンベ会議が国連とタジキスタン政府の共催により開催されました。

世界の70を超える国と地域から、元首級や閣僚級を含む500名以上が参加し、ステートメントの発表を通じて各国の関心・政策・行動を共有しました。また、12の分科会ではすべてのステークホルダーに門戸を開き、包括的なトピックについて議論がなされました。

JWFは、分科会「都市と人間居住地域における持続可能な水利用」の議論を取りまとめ、全体会合にて報告をする重要な役割を果たしました。そして最終日に発表された「ドゥシャンベ宣言」には、「水循環」「水分野への投資の倍増」といった、第3回アジア・太平洋水サミットの宣言文「ヤンゴン宣言」の趣旨も盛り込まれました。

この会議の成果は、国連ハイレベル政治フォーラム(2018年7月9日~18日、ニューヨーク)で各国に共有されました。

●『ヤンゴン宣言』(邦訳)はこちら(PDF
●公式文書である原文(英語)はこちら(PDF

(報告者:マネージャー 石原小枝)

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