4℃ AQUA PROGRAM

2020年09月17日

4℃ AQUA PROGRAM

アクアプログラム2019が完了しました!

アクアプログラムとは
 アクアプログラムは、ジュエリーブランド『4℃』を展開する株式会社エフ・ディ・シィ・プロダクツと日本水フォーラムとの共同プロジェクトです。
 「水」を通じた社会貢献により、水に関する問題を抱える途上国の女性たちを支援し、すべての女性へ「美しさ」と「ときめき」を届けることを目指し、2008年の開始から、これまでキリバス、スリランカ、バングラデシュで活動を実施しています。
 2017年からは、バングラデシュ(モレルガンジ郡ウッタースタロリ村第4地区)にて、継続的な活動を実施しています。バングラデシュの農村地域には、行政による水道サービスがありません。このため、本プロジェクト対象地区であるモレルガンジ郡では、生活用水や飲み水の水源を、ため池や井戸の水に頼っていますが、水質が良好ではなく、特に飲み水の確保が困難です。

▼アクアプログラム オフィシャルウェブサイト▼
https://www.fdcp.co.jp/4c-jewelry/4c_aquaprogram/

Aquaprogram 2019 beneficiary 02 Aquaprogram 2019 beneficiary 03
シャーミン・アクターさんの家族
と雨水貯留タンク
リピ・ベグンさんの家族
と雨水貯留タンク
iconmonstr-user-20-240    “安全な飲み水という私の夢がかないました。”

リナ・ベグンさんのコメントより抜粋(詳しくは、以下をご覧ください)

 

プロジェクト概要

1)プロジェクト名
 アクアプログラム 2019

2)実施地
 バングラデシュ クルナ管区 バゲルハート県 モレルガンジ郡

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バングラデシュ クルナ管区

3)受益者数
 50世帯、228人

4)実施期間
 2019年8月~2020年8月

5)現地パートナー団体
 People for Rainwater Bangladesh

6)実施地の水問題
 本プロジェクトの対象地であるモレルガンジ郡には、水道がなく、住民たちは生活用水や飲み水をため池や井戸から汲んだ水や、水売りから購入した水に頼っている。
 水汲みは女性や子どもにとって重労働となり、水の購入費用は家計を圧迫している。また、汚染された水源が原因で下痢症などの病気になる住民も多く、治療にかかる費用がさらなる負担となっている。

7)実施内容
 ・基礎調査
 ・雨水貯留タンク2基と集水配管一式を50世帯に設置
 ・維持管理に関するトレーニング
 ・雨水利用に関する知識と経験の共有ワークショップ
 ・家庭訪問によるフォローアップ
 ・水質検査

実施の様子

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基礎調査 建設した雨水貯留タンクの運搬 
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雨水貯留タンクの設置と施工 維持管理トレーニング
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知識と経験の共有ワークショップ カモラ・ベグンさんの家族
と雨水貯留タンク(Skywater Bangladesh制作)

8)期待される効果
 ・女性や女子児童が水汲みの負担から解放される
 ・水の購入費にかかる費用や水に起因する病気の薬代や治療費が削減される
 ・50世帯が雨水を活用して安全な飲み水を利用できるようになる

現場からの声

Aquaprogram 2019 voice
リナ・ベグンさん

 私は4人家族で3人の子どもがいます。夫は2年前に亡くなり、今は村の世帯の手伝いをしてわずかな収入を得ています。少ない稼ぎで家計を支えるのは難しいうえ、飲み水の問題もありました。私と子どもたちは、家から1.2キロ離れた池まで水を汲みに行っていました。その水は安全ではなく、汚れた水を飲むことで病気に罹り、年間約1000タカを診察と治療にあてていました。

 夫が亡くなったことは忘れられません。彼は日雇い労働をしていて、仕事中に気分が悪くなったことがありました。早退して家に帰ってきましたが、その日の午後からおなかを下してしまいました。良くなるだろうと思っていました。しかし、深夜に具合が悪化し、夜が明けるのを待ちました。朝になってモレルガンジ病院に向かいましたが、下痢は止まりませんでした。医師に(さらに大きな)クルナの病院に行くよう勧められました。お金がないのでどうしたらよいか考えました。2時間後、医師に夫が亡くなったと知らされました。涙が止まりませんでした。あの日のことは決して忘れません。

 この出来事があってから、私はなんとか安全な飲み水を得られないか考えていました。そして、PR-BangladeshのRumi氏にプロジェクトに参加できないかと連絡を取り、雨水貯留タンク2基を手に入れることが出来ました。もう安全な飲み水に困ることはありません。安全な飲み水という私の夢がかないました。

 株式会社4℃ホールディングス、及び株式会社エフ・ディ・シィ・プロダクツをはじめ、活動に参加いただいた世帯、現地パートナー団体、実施地の地方行政関係のみなさまなど、多くのご支援とご協力により本プロジェクトを実施・完了することができました。ありがとうございました。

(報告者:ディレクター 浅井重範、アシスタント・マネージャー 田畑美世)

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