JWFファンド

2020年09月14日

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JWFファンド2019 湧水保護設備の建設と衛生環境の改善(ケニア)

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完成した湧水設備と住民 湧水設備から水を汲む女性

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 いつでも必要な時に、きれいな水を簡単に汲むことができるのは
                           素晴らしいです。
 Ogoma Nyamaloさん(42歳、女性)のコメントより抜粋

実施地の課題
リゴマ村は人口密集地域であり、村人の大半は貧困状態で暮らしている。このため、水道水は彼らにとって夢である。個人の健康・栄養状態や衛生状態、及び環境的な衛生管理の状態も悪いことが多い。水源としている湧水、土地、肥料、及び住民たちの排泄物等の資源の管理も不十分である。子供たちが湧水の周りで排せつをし、人々が湧水で洗濯を行うため、湧水池には人間や家畜の排せつ物が流れ込んでいる。これにより、リゴマ村の90%以上の人は、安全な水にアクセスすることができない。リゴマ小学校の児童を含む村の人々は、洗剤や油、その他の汚れが残ったさまざまな容器で水を汲むため、湧水は汚れて色が変わってしまう。そのため、村の人々は容器の汚れで水の色が変わる前の早朝に水を汲むよう努めている。しかし、湧水が汚染されていることから、水と衛生に関する病気(アメーバ赤痢、下痢、腸チフス、コレラ、ビルハルツ)に対する村人の罹患率は高い。近隣のムトゥンブ診療所に来院する人の約80%は、水や衛生に関連する病気の症状を抱えている。

プロジェクト実施前の様子

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コグマ湧水設備建設前の様子 衛生に関する住民説明会

 プロジェクト内容
・コグマ湧水設備及びその囲いの建設
・住民を対象とした意識啓発のためのミーティング開催(4回)
・水質検査
検査の結果、コグマ湧水は飲む前には適切に処理する必要があることが分かった。
プロジェクトの受益者は、水を飲む前に処理が必要であることを理解している。
・水管理委員会の活動
水管理員会は、湧水設備の監視、設備の修繕や維持のために集められた寄付の管理、維持管理を目的としたミーティング開催を行う。ボランティアの若者たちも、交代制で湧水設備の日々の監視や維持管理を行っている。

プロジェクト実施の様子

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コグマ湧水設備を建設中の技術者 建設作業を行う村のボランティア

現場からの声

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Otieno Wajewaさん(71歳、男性、村の長老)

  • コグマ湧水保護設備の建設については、地元評議会含め、たくさんの政治家に実現されない空約束ばかりされてきましたが、何千マイルも離れた日本から支援を受けることができました!遠く離れた場所であるにもかかわらず、私たちの窮状に手を差し伸べてくれたのです!日本水フォーラム万歳!

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 Nicholas Mudahoさん(47歳、男性、マリエラ地区長補佐)

  • これは、この職場に私が赴任後に開始された、初めてのコミュニティプロジェクトです。この成功によって、私のリーダーシップへの評価は高まるでしょう。ありがとうEco-friendly、ありがとう日本水フォーラム。

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 Ogoma Nyamaloさん(42歳、女性)

  • 湧水保護設備が建設される前の水が汚かった頃とは違って、いつでも必要な時にきれいな水を簡単に汲むことができるようになったことは素晴らしいです。立派なお仕事をされる皆さんに神のご加護がありますように!

 

JWFファンド2019

JWFファンドは、2005(平成17)年に日本水フォーラム(JWF)が設立し、JWFへの会費や一般の方から寄せられた寄付を元に独自に運営する助成基金です。発展途上国の水問題解決のために草の根活動を行っている団体を対象に、毎年プロジェクトを公募し、採択された団体には1プロジェクトあたり1,000 USドルを上限とした資金を助成しています。JWFファンドにより、これまで177件のプロジェクトを支援し総受益者数は240,000人を越えました。(2020(令和2)年6月現在)

JWFファンド2019では36カ国から302件の応募があり、選考の結果、6カ国7件の活動プロジェクトを支援しました。

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※数字は支援件数、カッコ内は受益者

JWFファンド2019の支援件数と受益者数

実施概要
・実施団体:Eco-Friendly Self Help Project(#239)
・プロジェクト名:コグマ湧水の保護設備建設
・実施国・地域:ケニア、シアヤ県
・実施期間:2019年9月~2020年2月
・受益者数:1,096人
・実施費用:1,139ドル (JWFファンド1,000ドル、受益者86ドル、地元評議会委員Mr. Nick Ochola20ドル、実施団体33ドル)

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ケニア

(報告者:ディレクター 浅井重範、アシスタント・マネージャー 田畑美世)

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