政策提言

2016年12月12日

政策提言 世界水フォーラム

第8回世界水フォーラム準備会合参加報告

日本水フォーラムは、第8回世界水フォーラム(2018年3月にブラジルにて開催予定)の準備状況に関する情報収集と調整のため、関連会合に参加しました。

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地域プロセス委員会会合 国際運営委員会会合

 
1.参加会合

11月23日(水) 地域プロセス委員会
合同会議(テーマプロセス委員会/地域プロセス委員会)
合同会議(市民フォーラム/地域プロセス委員会)
合同会議(サステナビリティ・グループ/地域プロセス委員会)
11月24日(木) 国際運営委員会(ISC)

※いずれもフランス マルセイユ(世界水会議事務局)にて開催
 
2.主な更新情報
(1) 地域プロセス

  • アジア太平洋地域のコーディネーターは、アジア・太平洋水フォーラム(APWF、事務局: 日本水フォーラム)で決定する予定です。
  • 各地域は、テーマプロセスの構成(メインテーマ)に基づき、会期中に概ね6つのセッションを開催することになりました。
    さらに、地域間の経験共有と連携を強化するため、共通テーマ/トピックについて、他の地域との合同セッションの開催が構想されています。
  •  地域プロセスの基本的なスケジュール(予定)
    ~2017年2月: 各地域プロセスのデザイングループ形成
    2017年1月~2月: 各地域プロセスのワークプラン提出
    2017年4月: 第2回ステークホルダーコンサルテーション会合
    2017年8月: 各地域の進捗確認、報告書案の提出
    2017年12月: 最終報告書の提出

(2) テーマプロセス

  • 全体で100程度のセッション開催が想定されていることが判明しました。
  • テーマプロセスは、「9つのテーマ(6つのメインテーマ、3つの分野横断的課題)」、「32のトピック」、「100のセッション」の三層構造となります。
    9つのテーマは、「SDGs(持続可能な開発目標)」、「Implementation Roadmap(第7回世界水フォーラムの各テーマのフォローアップ活動)」等とのリンクを考慮し設定されています。
    ※テーマの構成は確定しましたが、トピックの構成は一部変更の可能性があります。
  •  テーマプロセス構成(2016年10月一部改訂)
    20161208_8thwwf_thema-process
  • テーマ及びトピックの詳細(2016年10月改訂版) » ダウンロード(PDF)(英語)
  • テーマ・コーディネーター及びトピック・コーディネーター
    各テーマのコーディネーターとトピックのコーディネーターの公募がなさました。
    » 公募案内ページ(英語)
    テーマ・コーディネーターには、合計で約80の機関・団体が関心表明した、との説明がありました。
    ※日本水フォーラムは、5つのトピックに関心表明を行っています。


テーマ・コーディネーターとして関心表明している機関・団体

6つのメインテーマ

CLIMATE 国際: 世界銀行、ASCE(米国土木学会)、オランダ インフラ環境省、WWC(世界水会議)
中南米: FUNCEME(ブラジル・セアラ州気象水資源財団)
PEOPLE 国際: AQUAFED(国際民間水道事業者連盟)、バタフライ・エフェクトNGO連合
中南米: FUNASA(ブラジル国家保健機関)、AYSA(アルゼンチン水・衛生公社)、COMPESA/CAESB(ブラジル衛生公社/ブラジリア連邦区衛生環境公社)
DEVELOPMENT 国際: FAO(国連食糧農業機関)/ネブラスカ大学、K-water(韓国水資源公社)
中南米: EMBRAPA(ブラジル農牧研究公社)、AVINA(アヴィナ財団)、ANEEL(ブラジル国家電力庁)
URBAN 国際: IWA(国際水協会)、SIAAP(パリ広域下水道組合)、GWP/UWH(世界水パートナーシップ/Urban Waters Hub)
中南米: ABES/SABESP(ブラジル衛生環境工学協会/サンパウロ州上下水道公社)
ECOSYSTEMS 国際: SWFP(持続可能な水未来プログラム)、ラムサール条約事務局
中南米: UnB(ブラジリア大学)、ブラジル国家統合省、WWF(世界自然保護基金)ブラジル事務所
FINANCE 国際: CAF(ラテンアメリカ開発銀行)、AFD(フランス開発庁)、ICOLD(国際大ダム会議)
中南米: ANA-Peru(ペルー水資源庁)、CNI(ブラジル全国工業連盟)

 
3つの分野横断的課題

SHARING 国際: IIASA(国際応用システム分析研究所)、UNESCO(国連教育科学文化機関)、WYN(世界ユースネットワーク、アフリカ)
中南米: FESAN-Chile(チリ衛生サービス協力連盟)、UERJ(リオデジャネイロ州立大学)
CAPACITY 国際: CAP-NET(持続可能な水管理における能力開発のための国際ネットワーク)、WYPN(世界ユース水議会)、IWRA(国際水資源学会)、KWF/S&T(韓国水フォーラム/科学・技術)
中南米: ITAIPU(イタイプーダム)
GOVERNANCE 国際: OECD/WGI(経済協力開発機構/水ガバナンスイニシアティブ)、INBO(国際流域機関ネットワーク)、WfWP(水パートナーシップのための女性グループ)
中南米: ANA(ブラジル水資源庁)、CONAGUA(メキシコ国家水委員会)

※関心表明は、欧米や開催国ブラジルの団体、国際機関が中心となっています。アジアからは、K-waterがDEVELOPMENT、KWFがCAPACITYに関心表明を行いました。

(参考)第7回世界水フォーラムで発表されたImplementation Roadmapの進捗状況
» ダウンロード(PDF)(英語)

  • テーマプロセスの今後の予定
    2016年12月:テーマ・コーディネーターの確定(テーマごとに5団体)
    2017年1月~2月:トピック名及びトピック・コーディネーターの確定

 
3.全体調整状況

  • 国際運営委員会では、開催国ブラジル側の資金調達面での課題が報告されたことから、各プロセスの実施計画に関する審議に慎重を期すため、決議は2週間を目途として先送りとなりました。
  • 次回、全体準備会合(=第2回ステークホルダーコンサルテーション会合)は、2017年4月中下旬にブラジリアにて開催予定であることが発表されました。

 
JWFは、今後も2018年3月に開催予定の第8回世界水フォーラムに向け、政策提言活動を行ってまいります。
» 第8回世界水フォーラム情報

(報告者:副ディレクター 浅井重範)

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