| 【ニュースレター第137号 2004年2月20日】 第3回世界水フォーラムのフォローアップが続いています 第3回世界水フォーラム事務局長 尾田栄章
このところ、第3回世界水フォーラムのフォローアップを兼ねた集いが続いています。主なものだけでも、1月23日にGLOBE・Japanが主催されたフォローアップシンポジウム、ADB(アジア開発銀行)が催す「水週間」の一環として26日にマニラで開催された「第3回世界水フォーラムアジア・フォローアップ会議」、28日、29日にメキシコで開かれた「第3回世界水フォーラムから第4回世界水フォーラムへ向けての準備会合」、2月10日に東京で持たれた「日本水フォーラム(JWF)の発足に向けての日本経団連との打合せ準備会」、15日に大津で開催された「琵琶湖流域ネットワーク委員会」設立総会等々数多くの会合が持たれました。水問題の取り組みが着実に根を張ってきた一つの証とうれしく思っております。我々としても支援出来ることがあれば積極的に関わっていきたいと考えております。
ご支援の程、よろしくお願い申し上げます。

国際流域組織ネットワーク総会に出席しました
報告者:遠山
1月24日から28日にかけて、カリブ海南部にあるフランス領アンティーユのマルティニークという島で、国際流域組織ネットワーク(International Network of Basin Organizations:INBO)の総会が開催されました。
INBOとは、世界各地で活動している流域組織を会員とし、会員間の情報交換を目的として設立された団体で、フランス政府の支援を受けて活動しています。第3回世界水フォーラムでは、「統合的流域及び水資源管理」のテーマのもとで分科会を主催するとともに、このテーマのコーディネーターとしても活躍しています。2年ごとに行われる総会は今回が6回目で、39カ国から178名の参加がありました。
総会では、INBOの活動報告や今後の活動方針が話し合われ、統合的水資源管理の普及を目指した世界水パートナーシップとの連携や流域組織間の人事交流プロジェクト、そして第4回世界水フォーラムへの積極的な参画も確認されました。さらに、世界各地の50に近い数の流域組織や関連組織の活動が紹介され、統合的水資源管理や洪水問題など地域ごとの課題が議論されました。
ヨーロッパや中南米、アフリカなどでは、国際河川を含めて流域単位での水資源管理を目指して多くの団体が取り組んでおり、INBOの活動の一環として地域ごとのネットワークの強化も進められています。アジアでは、水管理のための流域組織の事例はまだ多くありませんが、現在、日本の水資源機構とアジア開発銀行が中心に、アジア地域の流域組織を結ぶネットワーク(Network of Asian River Basin Organizations:NARBO)の形成に
向けて準備が進められています。これは、第3回世界水フォーラムの閣僚会議で示された政府レベルで約束する水行動のひとつであり、2月24日から26日にかけてインドネシアにおいて設立のための会議が開催されます。今後、INBOとの連携を含めた活発な活動が期待されます。
アジア・フォローアップ会議を開催しました
報告者:相良
1月26日から30日にかけて、フィリピン・マニラのアジア開発銀行本部にて2004 ADB Water Weekが開催されました。その一環として、1月26日に第3回世界水フォーラムアジア・フォローアップ会議を開催しました。アジアならびにその他地域から約200名の参加者が出席し、アジア地域におけるフォーラム後の活動について議論が行なわれました。
この会議は、第3回世界水フォーラムで示された水問題解決へ向けた行動の約束に対し、アジア地域で現在どのような取り組みが行なわれているかモニターし、今後の行動について議論することを目的として開催されました。
オープニングでは、第3回世界水フォーラム事務局の尾田事務局長の挨拶に続き、世界水会議コスグローブ会長、アジア開発銀行首席水資源専門家アリエンス氏、世界水パートナーシップホール上級アドバイザー、世界水パートナーシップ東南アジア諮問委員会アピチャート議長からそれぞれ第3回フォーラム後のフォローアップそして第4回世界水フォーラムに向けた活動についてプレゼンテーションがありました。
その後、2つの分科会に分かれ、それぞれ統合的水資源管理および水と気候変動のテーマで発表・議論が行なわれました。
「Integrated Water Resources Management, Regional Water Actions and Partnerships」と題した分科会では、中央アジア、東南アジア、南アジアの各地域の参加者より、具体的行動へ向けたフォローアップ活動に関する報告がなされ、アジア地域におけるネットワークの構築から、草の根レベルのキャンペーン活動まで幅広い内容が議論されました。
「Water and Climate」の分科会では、気候変動と水害対策に関するアジア地域での取り組みに関する報告がありました。また、午後には水害リスク指標(FVI)に関するワークショップが行なわれ、アジアの深刻な水課題である洪水について熱心な議論が行なわれました。
アジア地域そして世界の水問題解決へ向けて、あらゆるステークホルダーが、水問題解決へ向けた新たな行動の約束のフォローアップを継続して行なっていくことが今後も求められます。
アジア・フォローアップ会議の内容は、近日中にホームページhttp:/www.world.water-forum3.com にて公開いたします。アジア開発銀行の2004 ADB Water Weekに関する情報は、アジア開発銀行のホームページhttp:/www.adb.org/Documents/Events/2004/Water_Week/default.asp?p=wtrwkをご覧ください。
- 発 行:第3回世界水フォーラム事務局
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