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《仮訳》正文は英語です。 |
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| 前文 | ||||||
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淡水は、持続可能な開発、経済成長、社会の安定および貧困緩和にとってきわめて重要な、限りある貴重な資源である。2000年にハーグで開催された第2回世界水フォーラムの閣僚宣言では、基本的な水のニーズへの対応、食料供給の確保、生態系の保護、水資源の共有、危機管理、水の価値の確立、ならびに賢明な水の統治が、今後対処すべき主要な課題として特定された。 2003年3月16日から23日にかけて京都、滋賀、大阪で開催された第3回世界水フォーラムには、世界各国から24,000人以上が参加した。参加者は、世界規模の課題を解決し、ニューヨークでの国連ミレニアム・サミット(2000年)、ボンでの国際淡水会議(2001年)およびヨハネスブルグでの持続可能な開発に関する世界首脳会議(WSSD)において定められた目標を達成するために必要となる行動について議論を行った。 この声明文は、第3回世界水フォーラムの中で議論された課題、発表された行動、そして示された約束と勧告を概説するものである。フォーラムでは33のテーマ および世界5地域に関し、351の分科会が開かれた。これら分科会で挙げられた点をすべてここに示すことはできないが、フォーラムの成果に関するより詳細な概要については、テーマおよび地域の声明文および分科会レポートをご覧いただきたい。これらは、フォーラムのウェブサイト(http://www.world.water-forum3.com)に掲載されている。 | ||||||
| 主要な課題 | ||||||
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充分な水の供給と保健および衛生設備の改善に対する人間の要求が増大する中、そのようなニーズと食料生産、交通、エネルギーおよび環境のニーズとのバランスを図るという課題に取り組むためには、ガバナンスの効率化、能力開発および充分な資金調達が、大半の国にとって必要となるだろう。すなわち、このような目標を達成するには、コミュニティ・レベルでの一般市民の参加が重要となる。水に対する我々共通の基本的要件は、協力と平和のための機会が必要なことである。
すべての人に安全で衛生的な水を 過度の資源開発、無規制の都市および産業の廃棄物、産業汚染、農業集約化、地球気候の変動は、地表水や帯水層の広範に及ぶ水質悪化を引き起こしてきた。これらの要因は、洪水をはじめとする災害に対する脆弱性の増大と相まって、社会および経済の発展、貧困緩和および環境の持続可能性を阻む結果となる。
ガバナンス(統治)
能力開発
資金調達
参加
地域の課題 | ||||||
| 行動 | ||||||
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第2回世界水フォーラム(2000年)より、世界の水危機への取り組みとして数多くの行動が実施されている。国際および地域レベルでは、意識の向上、情報共有、パートナーシップの構築などに焦点を当てた活動が実施されてきた。また、地元レベルでは、地域コミュニティーや小規模な流域に影響を与える水問題により特化した行動が実施されてきた。フォーラムで報告された数多くの行動のうちいくつかを以下に示す。
世界規模の意識啓発と政治的支持の確立 ガバナンスは、水社会においては充分に確立されてきており、40以上の国が新たな水関連法を制定しており、あるいはその過程にある。ボン会議およびヨハネスブルクでの世界首脳会議は、水のガバナンスの課題について政治的認識を高めるのに役立ち、(官、民および市民社会のステークホルダーが関与する)数多くのパートナーシップが構築され、また強化された。大陸に関してみれば、アフリカ水閣僚会議(AMCOW)およびアフリカ水タスクフォース(AWTF)が、健全な政策の策定を指導し、水のさまざまな取り組みの調整を図り、アフリカ水ビジョンおよび行動の枠組みに基づきNEPAD(アフリカ開発のための新しいパートナーシップ)水アジェンダを策定するために創設された。アフリカ水基金は、アフリカにおける能力開発と投資支援のためのプールファンドの窓口としての役割を果たすであろう。米州諸国でも、大陸全域にわたる同様の協調・調整が米州機構・米州水資源ネットワーク(OAS-IWRN)によってなされる。 30カ国以上において、水のガバナンスに関する対話が行われた。また、多数の国において、水資源の開発と管理に関する新たな国家政策、戦略および法律の策定が進められており、その多くがIWRMの理念に従ったものである。これは、多くの場合、河川や湖沼の流域組織を含めた組織的枠組みの再編、ならびにコミュニティや水利用者団体の強化を促した。 また最近では、数多くの越境河川(ガンジス、インコマティ、セネガル、プング・ブジ・サヴェ、サーバ、チュ・タラス)および湖沼(ビクトリア、マラウイ/ニアサ/ニヤサ)に関して合意が達せられ、広域の地域協定が流域協力をさらに押し進めている(SADC(南部アフリカ開発共同体)水協定、EU水枠組み指令)。これらをはじめその他長年にわたる機構は、いかにして水が紛争ではなく平和の源としての役割を果たしうるのかを例示するものである。国際社会は、たとえばナイル流域イニシアティブやヌビア砂岩帯水層地域戦略など、世界で最も重要な流域のいくつかにおいて、財政援助を行い、専門知識や技術を提供して、協力の推進に努めている。しかしながら、水に関連する長年の紛争は数多くが未解決のままとなっており、限りある淡水資源の需要は増大する一方で、将来紛争が勃発する危険性は高まるばかりである。 国連、水供給衛生協調会議(WSSCC)およびいくつかのステークホルダーが、共同監視プログラムを通じて、安全な飲料水の供給と衛生設備の整備を必要としている人々の数の監視をすでに始めている。
架け橋を築く また、水と気候に関する対話や洪水に関する連携プログラムは、水管理者、気象学者、水文学者、災害管理機関の間の隔たりを埋めるとともに、気候変動や増大する気象上の危険への適切な適応の必要性について水関連政策の立案者、水管理者ならびに一般社会の意識向上を図るのに貢献している。 国連環境計画(UNEP)のダム開発プロジェクトは、ダムおよびその代替案に関わる意思決定、計画、管理の向上を目的とし、世界、地域、および国レベルでの一連のマルチステークホルダー・プロセスを通じて政府、市民社会および産業を結集している。 地下水の持続可能性は、水に関する主要な課題のひとつである。地下水管理諮問チームや越境帯水層資源管理などのプログラムは、このような資源についての理解を深めるとともに、資源を管理するための地元の取り組みを支援するものである。 フォーラムでは洪水、渇水、能力開発、水管理者の研修プログラムなどに関していくつものネットワークが築かれ、フォーラム自体が橋渡しのきっかけを提供した。
地元における行動 また、災害に対する準備や気候の変動(および変化)への適応に関する地元および地域レベルでの取り組みも、いくつか着手されているが、しかしそのような活動に対する資金供与はきわめて限られており、そのような取り組みの勧告を国家政策にまで位置付けるのは、まだこれからのことである。 開発途上諸国および経済が移行期にある諸国が水セクターのあらゆる関連分野に投じる資金総額は、年間800億ドルと推定されている。前述のように、ミレニアム開発目標を達成するためには、その2倍以上の資金が必要とされるだろう。積立保険金や地方債は、地方自治体やコミュニティが資金調達の機会を得る手段としてますます利用されている。 さまざまな協議プロセスに関与するステークホルダーの数が増大し続けている。コミュニティ・レベルにおけるジェンダーに配慮した参加型プロセスは成果を上げており、一部諸国ではジェンダーの視点を組み込んだ政策を整備して、そのようなプロセスを支援している。しかし、一般的には、総体的な参加型意思決定プロセスは、曖昧で、長時間を要するものとなっており、決定が遅れたあり、あるいは取り消されることもしばしばである。統合的水資源管理(IWRM)に関する教育をすべてのステークホルダーが受けられるようにすることが、今後とも必要である。小中学校における水に関する教育をさらに重視し、より高度なレベルの水セクター教育および訓練をIWRM指向とするよう方向転換を図ることが必要である。 | ||||||
| コミットメント | ||||||
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フォーラムで示されたコミットメントのうち、フォーラム後に再確認されたものはすでに100件以上にのぼり、確認作業の終了時にはその数が倍増することが予想される。これらの大半はテーマ別および地域別の声明に詳述されており、他は分科会レポートに報告されている。主なコミットメントをいくつか以下に示す。 地球レベル
地域レベル
国および流域レベル
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| 提言 | ||||||
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第3回世界水フォーラムの参加者は、水社会としての我々の目標と責任を遂行達成するコミットメントとして、以下の行動をとることを勧告する。
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