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第9号プロジェクト インドネシア 「インドネシア中央カリマンタン州
ブキットバトゥ地区の生活改善プロジェクト」完了しました!

  • プロジェクト名:
    「インドネシア中央カリマンタン州ブキットバトゥ地区の生活改善プロジェクト」
  • プロジェクト実施地:
    インドネシア中央カリマンタン州ブキットバトゥ地区の三つの村
  • プロジェクト内容:
        - トイレ(15基)の建設
        - 水とゴミの管理方法に関するワークショップの開催(7回)
        - 清掃キャンペーンの実施(7回)
        - 情報パンフレットの作成・配布
        - バックアップ用ポンプの購入(2台)
  • 現地パートナー:Yayasan Usaha Mulia(YUM)
  • プロジェクト概要:
       プロジェクトが実施される地区では、約30%の世帯にトイレが整備されておらず、水場や野外で排泄が行われています。また、生活排水が適切に排水されるしくみがなく、不衛生な環境がデング熱やマラリアの原因となる蚊の繁殖の要因にもなっています。さらに、家庭ゴミの収集サービス等も十分に普及していないため、水源付近にゴミが大量に散乱する状態となっており、トイレの問題と併せて水源や土壌汚染につながることが危惧されています。
       本プロジェクトによって、トイレのない15世帯・75名が自宅でトイレを利用できるようになりました。また、240世帯の住民が、水とゴミの管理方法に関するワークショップや清掃キャンペーンに参加し、彼らの水や衛生に関する知識や意識の改善につながりました。
プロジェクト進捗状況
◆2015年1月~2月 プロジェクト事前調査と準備
現地パートナー(YUM)により、実施場所の事前調査と、使用する教材や情報パンフレットの作成が行われました。

水質調査の為にトイレ建設地のサンプルを採取する現地パートナー(YUM)スタッフ

現地パートナー(YUM)が作成した資料では、ゴミや水の不適切な管理と病気の関連などがイラストを交えて簡潔に説明されています。

◆2015年3月~5月 プロジェクトの実施
(1)トイレの建設
村の住民と話し合い、より必要性が高く、責任をもって取り組める人にトイレを寄贈することを決めました。トイレを建設する世帯のうち3世帯から、水質確認のためのサンプル水の収集を行ったほか、トイレの汚水処理設備(汚水タンクとリードベッド)についての説明、適切な衛生管理についての説明、活動に関する契約書の取り交わしを行いました。

コンクリートでトイレの汚水タンクを作り、地中に埋めている。

汚水タンクに溜まった排水は、パイプを通じてリードベッド(植物を利用した浄化槽)へ流れ、分解されます。

今回のプロジェクトで建設されたトイレは、植物と微生物の力でし尿を分解します。

完成したトイレと世帯主。

中央奥に見える布で囲われた建屋がトイレ。トイレの汚水タンクからリードベッド(植物を利用した浄化槽)へとパイプがつながっています。

住民の積極的な参加により、計画よりも短期間でトイレの建設を終了することができました。

(2) 水とゴミの管理方法に関するワークショップの開催(7回)
ブキットバトゥ地区の3つの村に住む合計240名の住民を対象にワークショップを開催しました。ゴミが病気の原因になることや、井戸水の汚染について特に高い関心が示されました。また、家の周りの水場や、貯水タンク、トイレやゴミについて、それぞれ実践的対応法も紹介され、資源のリサイクルや回収販売についても情報提供がなされました。
参加した住民からは、「衛生的でない生活が病気の原因になるという発想は今まで持っていなかったが、非常に重要であることが分かった。」、「資源のリサイクルや回収販売に取り組んでみたい。」などの感想が寄せられ、実際に、紙・プラスチック・カン・ボトルなどを販売して現金収入を得ることにつながりました。

ワークショップの様子配布資料を熱心に読む住民

(3) 清掃キャンペーンの実施(7回)
水とゴミの管理方法に関するワークショップの開催にあわせて、清掃キャンペーンが実施され、ブキットバトゥ地区の3つの村に住む合計240名の住民が参加しました。

男性たちは水路を清掃しました。集められたごみはリサイクルします。

清掃キャンペーン後、参加者には栄養のあるおやつが振舞われました。

(4) バックアップ用ポンプの購入
既存の貯水タンクに設置されているポンプが故障した場合に備え、バックアップ用のポンプを2台購入しました。

◆2015年6月 プロジェクト完了
今後も現地パートナー(YUM)の主導により、トイレを設置した世帯に対する追加のトレーニング、住民に対して資源のリサイクルや回収販売の進め方について講座が開かれるなど、プロジェクトのフォローアップが実施される予定です。


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