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2017年10月18日

ニュースレター

JWF News 10月号 「第3回アジア・太平洋水サミット」開催(12/11-12、ミャンマー)

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【JWF News Vol.157】 「第3回アジア・太平洋水サミット」開催(12/11-12、ミャンマー)
2017年10月18日発行

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◇目 次◇

・「第3回アジア・太平洋水サミット」開催(12/11-12、ミャンマー)

・巻頭言 関ケ原の戦いの謎

・日本水フォーラムからのお知らせ
- 第8回世界水フォーラム 日本政府主催「日本パビリオン」
 出展企業・団体の追加募集を開始!

・日本水フォーラムからの報告
- 水と災害ハイレベル・パネル(HELP)第10回会合が開催されました

・活動へのご支援・ご協力のお願いについて

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「第3回アジア・太平洋水サミット」開催(12/11-12、ミャンマー)

日本水フォーラムが事務局を務めるネットワーク組織「アジア・太平洋水フォーラム」は、ミャンマー政府と共催で、「第3回アジア・太平洋水サミット」を、2017年12月11日~12日に開催します。
「第3回アジア・太平洋水サミット」は、国連持続可能な開発目標(SDGs)が2016年にスタートしてから、初めてアジア太平洋地域において開催される、水に関する首脳級会合です。

▼詳しくはこちら▼
http://www.waterforum.jp/jp/news/2017/1013/?p=7195

▼第3回アジア・太平洋水サミット 公式ウェブサイト(英語)▼
http://apwf.org/summit/myanmar2017/

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・巻頭言 関ケ原の戦いの謎
代表理事 竹村公太郎

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映画「関ケ原」
9月の第1日曜日、何カ月かぶりに映画館に向かいました。どうしても「関ケ原」を見たかったのです。
1600年に関ケ原の戦いがありました。150年にわたる戦国時代の決着がついた大合戦です。西と東の軍勢が、狭い盆地地形の関ケ原に集結しました。この盆地の関ケ原には退路がありませんでした。盆地からの街道はありますが、戦局によっては、街道は敵に簡単におさえられてしまいます。

退路を断って戦う、引き分けがない、勝つか負けるかの死闘でした。

関ケ原の戦いの筋書きは、私でも知っています。わざわざ映画館に足を運んだのは、映画で「関ケ原」の山々がどのように描かれているかという点に興味があったからです。
やはり、映画での関ケ原を取り囲んでいる山々は、緑で覆われていました。各戦闘陣営の風景も、奥深い森林の中に陣取っていました。
これでは、関ケ原の戦いのエピソードを描写するのは大変だったろう、と映画監督に同情してしまいました。

GPSが必要な関ケ原
司馬遼太郎の本などで知っている関ケ原の戦いでは、関ケ原に集結した各陣営の動きが手に取るよう見えることになっています。
味方の陣のみならず、敵方の動きも見えている。その各陣営の動きを見て、作戦を立てて行く。

その最も有名な場面は、小早川陣の動きでした。
小早川秀秋は戦局を見極め、どちらの陣営につくかを窺っていました。家康は動きのない小早川陣営の様子を見てイライラし、その怒りを表すため、小早川陣に向かって鉄砲で威嚇射撃をしたとも伝わっています。
鉄砲の威嚇射撃の真偽はともかく、丘の上から情勢を見つめていた小早川秀秋は、ついに西軍を裏切り、大谷軍に攻め込んでいったのです。この小早川の行動を見ていた他の軍団も、次々と西軍に攻撃を仕掛けていきました。

この小早川の情勢判断と行動が、東軍勝利のきっかけとなったことは間違いないようです。
つまり、関ケ原で交戦していた東西の各陣営、そして行動を決めかね丘から戦局を見つめていた各陣営、関ケ原に集結した全ての陣営は関ケ原を見通していたのです。
ところが、映画の関ケ原の山々は緑が茂る森林で、旗も槍も森林の中に埋まって、見通しなどできない場面の連続でした。
この山々では現代のGPSシステムでもなければ、あの関ケ原の戦いの物語は生まれてきません。

実は、当時の関ケ原の山々は、禿山だったのです。

 禿山の関ケ原
(図-1)は、英国の歴史家コンラッド・タットマンが作成した貴重な研究成果です。日本の寺社仏閣を訪れ、その縁起物を調査し、全国の寺院の創建と再建で、どの地方から木材を切り出していたかを示す分布図です。
この図の紫色の部分は、1550年までに木々が伐採されていた地方です。1550年といえば戦国時代です。その戦国時代に、西は山口、南は紀伊半島、東は伊豆半島、北はなんと能登半島まで、木々は伐採されていたのです。つまり、戦国時代の中心地の関西には、すでに木がなく禿山だったのです。

150年前の明治近代になるまで、日本のエネルギーは全て木でした。
21世紀の今、化石エネルギーで生きている私たちには、禿山のイメージは湧きません。しかし、日本列島は、何度か禿山に見舞われていました。
明治から昭和にかけての京都の比叡山の写真があります。(写真-1)あの神聖な比叡山が、禿山になってしまったのです。

戦国時代、関西地方には木材がなかった。関西の山々は禿山だった。関ケ原も禿山だった。
これなら少し高台に行けば、すべてが見通せます。見通せる風景なら、関ケ原の戦いの物語がストンと胸に落ちていきます。

21世紀の風景の日本で、戦国映画を作るのは至難の業だったのです。映画の筋を楽しむより、そのことを楽しんできました。

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図-1 写真-1 

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・日本水フォーラムからのお知らせ

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- 第8回世界水フォーラム 日本政府主催「日本パビリオン」
 出展企業・団体の追加募集を開始!

世界水フォーラムは、3年に一度、世界中の水関係者が一堂に会し、地球上の水問題解決に向けた議論や展示などが行われる世界最大級の国際会議です。
第8回世界水フォーラムは「Sharing Water」をテーマとして、来年2018年3月18日~23日、ブラジルの首都ブラジリアにおいて開催され、会期中、国内外から多くの参加が予想されます。
そのような国際会議における展示会(水のエキスポ)において、日本パビリオン(主催: 日本政府)の出展が予定されています。日本パビリオンは、官民の参加団体・企業の皆様で構成します。日本パビリオンへの参加は、ブラジル及び中南米を中心に、知名度の向上、製品や取り組みのPRの絶好の機会です。

この度、皆様からのご要望にお応えし、「大型モニターを使ってのプレゼンテーション」について募集を開始いたしました。
また、引き続き、「大型モニターでの映像放映」についてもお申し込みを受け付けております。皆様のご参加をお待ちしております。

▼出展申し込みについてはこちら▼
http://www.waterforum.jp/jp/news/transmitting/2017/1018/?p=7251

▼参加説明会の開催報告についてはこちら▼
http://www.waterforum.jp/jp/news/transmitting/2017/0830/?p=6985 
(報告者:副ディレクター 浅井重範)

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・日本水フォーラムからの報告

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水と災害ハイレベル・パネル(HELP)第10回会合が開催されました

水と災害ハイレベル・パネル(HELP)第10回会合が慶州(韓国)にて開催されました。
「水と災害ハイレベル・パネル」(HELP)は、2013年3月にニューヨークで開催された「国連水と災害に関する特別会合」を受け、近年世界各地で頻発・激化している水災害を軽減するために、「事前予防」型の防災対策を強化することを目的として、2013年に設立されました。
2015年3月に採択された仙台防災枠組、2015年9月に採択された国連持続可能な開発計画(SDGs)、2015年12月に採択されたパリ協定、また国内では2015年7月に閣議決定された水循環基本計画など、国内外の水課題解決の枠組みが新たな局面を迎えるなか、各国・国際機関が水災害軽減に向けて協調する取り組みの強化を目指しています。

▼詳しくはこちら▼
http://www.waterforum.jp/jp/news/2017/0928/?p=7159
(報告者:マネージャー 野口 淳)

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・活動へのご支援・ご協力のお願いについて

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日本水フォーラムは、皆様の会費及び寄付等によって国内外の水問題解決に向けた活動を行っております。
日本水フォーラムの活動を支援していただける会員を募集しております。
水問題解決に向けた持続可能な取組みを行うために、皆様の温かいご支援をなにとぞよろしくお願いいたします。

▼会員募集の詳細はこちら▼
http://www.waterforum.jp/jp/get_involved/pages/become_a_member.php

日本水フォーラムは、国内外の水問題解決に向けて分野問わず幅広い方々と協働で活動を展開しています。
日本水フォーラムの活動にご協力いただける方、ご興味のある方は以下よりお問い合わせください。

▼問い合わせ先はこちら▼
TEL: 03-5645-8040
E-mail: news[at]waterforum.jp
※[at]をアットマークに変えて送信してください。

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▼JWF News 発行予定ご案内▼
今年度後半以降、JWF Newsは、以下の予定で発行致します。
10月号:10/18(水)、11月号:中旬、12月号:中旬、1月号:1/17(水)、2月号:2/17(水)、3~4月号:合併号4月上旬

 ▼過去のJWF Newsはこちら▼
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JWF News Vol.157    平成29年10月18日発行
特定非営利活動法人日本水フォーラム
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TEL: 03-5645-8040 FAX: 03-5645-8041
E-mail: news[at]waterforum.jp  URL: http://www.waterforum.jp
※[at]をアットマークに変えて送信してください。

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