水防演習ツアー2018を実施しました

第67回利根川水系連合・総合水防演習が5月19日 (土)、千葉県印旛郡栄町出津地先で開催されました。水防演習は日本の水防技術伝承と防災意識向上を主な目的とし、国土交通省と流域の都道府県並びに開催市によって年に一度、出水期前に全国各地で開催されているものです。水防団、地域住民、関係者を中心に例年多数の方々が演習に参加し、中でも利根川水系連合・総合水防演習は我が国で最大の規模で行われています。

日本水フォーラムは、日本の水災害の経験と教訓、地域住民による伝統的な水防活動等を世界に発信するべく、在京大使館・国際機関の方々等を対象とする「水防演習ツアー」を、2006(平成18)年から実施しています(東日本大震災のあった2011年は水防演習自体が開催されずツアー実施は無し)。今年は、ボスニア・ヘルツェゴヴィナ特命全権大使をはじめとする、16カ国1団体、29名の在京大使館・国際機関関係者の方々にご参加いただきました。
また、JICAの課題別研修「水災害被害の軽減に向けた対策」コース」の研修生12か国12名にも、ツアー参加者の皆様と同様に演習会場での見学や体験をご一緒頂きました。

また、水防演習会場の出展エリアでは、例年通り日本水フォーラムのブース出展も行い、一般の来場者の方々や演習参加者に世界の水事情について理解いただく機会として、水クイズを実施し、水に関する啓発活動を行いました。

日本水フォーラムは、水防演習における日本の伝統的な技術、官民連携による防災体制構築等の発信を通じて、日本の叡智の世界への発信を行い、世界の水防災レベルの向上に貢献してまいります。

「第67回利根川水系連合水防演習」概要

日時 2018年5月19日 (土)
会場 千葉県印旛郡栄町出津地先
主催 国土交通省、千葉県、栃木県、群馬県、茨城県、埼玉県、東京都、神奈川県、栄町
水防演習概要

開会式

演習第1部:水防訓練(水防工法、避難勧告広報訓練、住民の水防活動支援、
住民による自衛水防、 水防支援活動、炊き出し訓練等)

演習第2部:救出・救護訓練

閉会式

参加者数 約13,000人(演習参加者及び一般見学者等を含む))


「水防演習大使館ツアー2018」概要

開催目的 在京大使館・国際機関の関係者の方々に日本の伝統的な水防活動について視察、
体験機会提供
ツアー内容 水防演習視察(水防訓練視察、工法体験 – 土のう作りや縄結び、救出・救護訓練視察)、
北千葉導水ビジターセンターの見学
参加者 ボスニア・ヘルツェゴヴィナ特命全権大使を含む16カ国1団体、計29名の大使館・国際機関関係者
(ボスニア・ヘルツェゴヴィナ、イタリア、インド、インドネシア、エクアドル、韓国、サントメ・プリンシペ、パナマ、バングラデシュ、フィリピン、ベナン、ベルギー、マラウィ、マリ、ミャンマー、ルーマニア、太平洋諸島センター)

演習後は、会場付近の手賀沼に隣接する、北千葉導水ビジターセンターを訪問しました。北千葉導水は、利根川と江戸川を結ぶ地下水路を流れる人工の川です。「手賀沼の水を浄化」「洪水を防ぐ」「暮らしに必要な水の供給」の3つの異なる役割を併せ持っていることが特長です。センターでは、実際に稼動している注水や排水の為のポンプ施設や、導水の役割を紹介する展示を見学し、利水・治水・環境について総合的に学ぶことができました。また、2018年3月に配布が始まったばかりの「ダムカード」を、ツアー参加者全員に配布頂きました。

参加者からは、水防技術の継承や、伝統的な知恵とハイテクの組み合わせなど、日本の優れた例に倣いたい等、高い評価を頂きました。

第一部見学の様子   ロープワーク(縄結び)体験の様子

水ing株式会社様の出展ブースで
説明を受ける一行

一般財団法人河川情報センター(FRICS)様の
出展ブースで説明を受ける一行
日本水フォーラムの出展ブースで
水クイズに挑戦する一般来場者の皆さん
北千葉導水ビジターセンター
地下ポンプ室での集合写真

(報告者:マネージャー 桑原清子)

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