スマートエンジニアリングTOKYO2016特別セミナー「インフラシステム国際展開の未来と水課題」を開催しました

10月27日(木)、東京ビッグサイトにて、スマートエンジニアリングTOKYO2016(主催:(財)日本能率協会)が開催されました。その中で日本水フォーラムは、特別セミナー「インフラシステム国際展開の未来と水課題」を開催いたしました。

「水インフラ国際展開に向けた新たなきっかけ作り」をテーマに、三井物産戦略研究所シニアフェローの本郷尚氏、国際協力銀行の金森氏をお招きし、国内外の水インフラを取り巻く過去から現在の状況を振り返りながら、今後に向けた具体的な戦略やスキームについて具体策の提示や、質疑応答を行いました。

セミナーは二部構成に別れており、第一部のプレゼンテーションではまず佐藤より国内の水道事業体が抱える問題や世界の水インフラを取り巻く現在の環境について紹介しました。
次に、それらを踏まえて本郷氏より具体的に日本の民間企業や公的機関が取るべき戦略やスキームをご提示いただきました。
最後に、金森氏より水インフラの国際展開を資金調達の面で支援するスキームや実例、更なるリスクテイクを可能とするべく本年10月から開始した特別業務の内容等を説明いただきました。

第二部のパネルディスカッションでは、第一部のプレゼンテーションの内容を基に、海外の金融機関の動向を踏まえた日本の対応や、途上国の都市及び地方における持続可能な水道インフラ構築に向けた日本の支援の在り方について議論を行いました。

セミナーの中で確認された、今後の日本の水インフラの国際展開に関する戦略は以下の通りです。
・日本の高品質な技術に関する明確な評価軸の構築
・現地市場拡大による「規模の経済による」コスト削減
・現地への対応を目的とした、現地企業の買収
・技術の標準化や、現地投資環境の整備

セミナー終了後に集計したアンケートでは、「最新のファイナンス事情について知ることが出来て良かった」、「今後の戦略について共感出来た」等の声が聞かれました。

日本水フォーラムは、セミナー開催等の日本の叡智の世界への発信を通じて、水インフラの国際展開を推進していきます。

開催概要

開催日時 10月27日(火)13:30~15:00(開場 15:15)
開催場所 東京ビッグサイト西3・4ホール
主催者 一般社団法人日本能率協会、特定非営利活動法人日本水フォーラム
来場者数 約75名(定員70名)
プログラム 司会進行:佐藤啓 日本水フォーラム マネージャー

はじめに(PDF)

【1】 プレゼンテーション
-1, 水インフラビジネスは約束された市場か -水インフラビジネスの振り返りと今後の戦略-(PDF)
(本郷尚 三井物産戦略研究所 シニア研究フェロー)

-2, 日本企業の海外水ビジネスに対するJBICのファイナンス支援について(PDF)
(金森久志 国際協力銀行 インフラ・環境ファイナンス部門 社会インフラ部第4ユニット長)

【2】 聴講者を交えたパネルディスカッション

まとめ

発表資料は、日本水フォーラム会員限定コンテンツです。ダウンロードには、会員番号とパスワードが必要になります。
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佐藤によるプレゼンテーション 本郷氏によるプレゼンテーション
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金森氏によるプレゼンテーション 会場の様子

(報告者 マネージャー 佐藤啓)

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