アジア・太平洋水サミット

2020年02月19日

アジア・太平洋水サミット

OECD 水ガバナンスイニシアティブ会合の参加

13th-oecd-wgi-meeting-6-638

 

2020年1月9-10日、フランス・パリの経済開発協力機構(OECD)本部で開催された、OECD水ガバナンスイニシアティブ(Water Governance Initiative: WGI)第13回会合に、日本水フォーラム(JWF)は新メンバーとして参加しました。

OECD WGIとは、2012年に開催された第6回世界水フォーラムにおける議論が契機となり、OECD地域開発政策委員会(RDPC)のもと、2013年に立ち上げられた、政府関係者、水政策専門家、地域ネットワーク、NGO、国際機関、民間企業等、多様な主体が参加するプラットフォームです。年2回の政策フォーラムにおいてメンバーが集まり、メンバーが取り組んだ水ガバナンス改革や関連プロジェクトの経験や教訓を共有するとともに、水ガバナンスに関するガイドライン指標を策定し、各国の水ガバナンスの状態に応じた政策提言を行うことで、持続可能な開発目標(SDGs)等の世界的な水議論等に貢献することを目的としています。

第13回会合は、約80名の専門家が参加し、2019年下半期に開催した関連国際会議の報告、第9回世界水フォーラムを含む2021年3月までの関連国際会議の紹介があり、OECD WGIの取組みの反映方法について議論されました。JWFからは、第4回アジア・太平洋水サミット(4th APWS)の概要を紹介し、サミットに対するOECDWGIメンバーの水ガバナンスの改善に向けた知見や経験の共有などを呼びかけました。

また、水ガバナンス指標をアルゼンチン、ペルーに対して当てはめた分析結果が報告され、イスラエル、オランダ、ポルトガルの都市レベルにおけるSDGsの進捗評価に応用した事例等が紹介されました。

アジアの水ガバナンスに関しては、アジア水開発展望2020(AWDO 2020)の発行に向けて、OECDとアジア開発銀行が共同で取り組んでいるアジア・太平洋地域の水ガバナンス分析の概要(タイで水ガバナンス指標を適用した事例等)が紹介されました。また、アジアの統合都市政策災害リスク管理に関するOECDの分析結果も紹介され、会合参加者は、アジアにおける今後の水資源管理改善の可能性を協議しました。

OECDのWGIでは、水セクターが細分化され、政策の計画と実行で大きな隔たりが生じていることに対する懸念が表明されました。

JWFは、今後とも、OECD WGIの機会等を活用しながら、水ガバナンス課題に対する最新の世界的な研究や取り組み動向について報告していきます。

<参考> 第4回アジア・太平洋水サミット 開催概要
日程: 2020年10月19日(月)-20日(火)
会場: 熊本城ホール(熊本県熊本市中央区桜町)
主催: 熊本市アジア・太平洋水フォーラム(APWF)
対象者:
 ・アジア太平洋地域49カ国の首脳級・閣僚級、ハイレベル、政府関係者等
 ・国際機関、開発金融機関、NGO、企業、学界等
テーマ: 持続可能な発展のための水~実践と継承~ 

(報告者:マネージャー 朝山由美子)

一覧を見る