ニュースレター

2018年02月21日

ニュースレター 水未来会議 ダルビッシュ 有 水基金 京都世界水大賞 世界水フォーラム

JWF News 2月号 第5回京都世界水大賞 受賞団体が決定しました!

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【JWF News Vol.161】第5回京都世界水大賞 受賞団体が決定しました!
2018年2月21日発行

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◇目 次◇

・巻頭言 西部邁先生の教え

・日本水フォーラムからのお知らせ
- 第5回京都世界水大賞 受賞団体が決定しました!
- 【2月27日】企業とSDGsを議論!シンポジウム『水未来会議2018』残席僅か

・日本水フォーラムからの報告
- ダルビッシュ 有 水基金 第11号プロジェクト 完了しました!

・活動へのご支援・ご協力のお願い

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・巻頭言 西部邁先生の教え
代表理事 竹村公太郎

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西部邁先生の死
1月21日、西部邁さんが死去されました。西部さんの本と出会ったのは「大衆への反逆」でした。「大衆の反逆」ではありません「大衆への反逆」なのです。
この不思議な題名を見て、この本を手に取りました。ダムの現場所長をしている40歳頃だったような気がします。その後、のめり込むようにして西部さんの本を読み続けました。

まさかその西部さんと直接出会い、深く会話するなどとは思いもしませんでした。

建設省に入省して以降、川治ダム、大川ダム、宮ケ瀬ダムの現場で20年間をダム技術者として過ごしてきました。その私が、平成元年、市民団体やマスコミから自然破壊と激しく非難されていた長良川河口堰事業のチームに投入されました。

西部先生の言葉
与えられた任務は、ジャーナリストや知識人と会い、長良川河口堰事業を説明して、理解してもらうことでした。やりがいのある任務であり、毎日眠るのも惜しんで仕事に向かっていました。

ある時、西部邁先生に説明することになりました。マスコミの友人を通じて可能になったのです。尊敬する西部先生にお会いできるのです。会うだけではなく、長良川河口堰事業を説明して、理解してもらい、応援してもらいたかったのです。緊張の極致で、前日は眠れませんでした。

当日、都内のホテルの喫茶室で待ち合わせしました。緊張してご挨拶をして事業の説明をしていきました。西部先生は私の長良川河口堰の説明を聞いた後、初めて口を開きました。
「やっと長良川河口堰が、これほど問題になった理由が理解できたよ。いまの竹村君の30分の説明の中で『長良川流域の人々の生命と財産を守る』という言葉が3回も出てきた。天下の印籠が見えないかという君の権力的な態度が、事業がこじれていた最大の理由ということが良く理解できたよ」と言って席を立たれてしまったのです。

私は頭が真っ白になってしまいました。私の言葉によって、西部先生が長良川河口堰への不信感を持ってしまったのです。いや、私個人への不信感を持たれてしまったのです。

上から目線
全ての著書を読むほど尊敬する西部先生に、私は打ちのめされてしまいました。
「生命と財産を守る」という言葉は、誰も抵抗できません。私がこの言葉を使うときは、誰にも文句は言わせないぞという権力そのものだ、ということを西部先生は私に言いたかったのです。その言葉は、水戸黄門の「印籠」だったのです。典型的な上から目線での説明を、西部先生は独特の言い回しで指摘したのです。

私の言葉は丁寧であっても、人々の心に届かない上から目線の言葉だったのです。国家行政の虎の威を借りた言葉だったのです。

その後も、長良川河口堰の説明をする日が続きました。しかし、もう「人々の生命財産を守る」という印籠は出せなくなっていました。印籠を出すことは、上から目線で人々を伏せさせることだと分ってしまったのです。印籠を封じて長良川河口堰を説明していく難しい日々となりました。

たどり着いたのが、地形と気象そして歴史を説明することでした。

客観的な事実の積み上げだけで、長良川河口堰事業の必要性の説明に徹していきました。
西部先生に打ちのめされた時、私は44歳でした。誰にも分らないように立ち直っていかなければなりませんでした。ずいぶん長い時間がかかっています。今でもそれが続いているような気がします。

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・日本水フォーラムからのお知らせ

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第5回京都世界水大賞 受賞団体が決定しました!

京都世界水大賞は、途上国の水問題解決に向けて優れた活動を続ける草の根団体を顕彰する国際的な賞として、2003年に創設されました。以後、3年に1度開催される国際会議「世界水フォーラム」にあわせ、実施されています。

第5回京都世界水大賞では、日本水フォーラム、及び、第5回京都世界水大賞選考委員会による厳選な選考の結果、他の草の根団体の模範となる草の根団体として、トーゴの「Charité Chrétienne pour Personnes en Détresse (CCPD)」が選ばれました。
CCPDには、2018年3月にブラジリアで開催される第8回世界水フォーラム内での授賞式において、賞金200万円が贈られます。

▼詳しくはこちら▼
http://www.waterforum.jp/jp/news/2018/0221/?p=7624

(報告者:マネージャー 郡司晃江)

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【2月27日】企業とSDGsを議論!シンポジウム『水未来会議2018』残席僅か

日本水フォーラムは、来る2月27日(火)14:00~(開場13:30)、シンポジウム『国連【世界水の日】記念・水未来会議2018』を開催します(於:東京都千代田区永田町)。

 国連持続可能な開発(SDGs)やパリ協定、日本の水循環政策など、国内外の重要な動向を踏まえ、水の視点と長期かつ広範なビジョンのもと、次世代の行動に向けて闊達な議論を行います。 
昨年度に続き、企業の果たす役割の重要性とESG投資の潮流を踏まえた上で、今年度は、課題解決のモデルづくりに向けた議論を予定しています。

▼完全事前登録制です、詳細ご案内はこちら▼
http://www.waterforum.jp/jp/news/2018/0117/?p=7584

(報告者:マネージャー 桑原清子)

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・日本水フォーラムからの報告

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ダルビッシュ 有 水基金 第11号プロジェクト 完了しました!

第11号プロジェクトでは、タイ北部チェンマイ県の学校において、給水設備の建設による安定した飲み水や生活用水の確保のための活動を実施いたしました。
本プロジェクトの実施により、学校に通う生徒600人と教師50人が安定した水源を利用できるようになりました。

ご寄付頂いたダルビッシュ有投手、並びにご寄付いただいた皆さまのご支援とご協力に感謝申し上げます。

▼第11号プロジェクトについてはこちら▼
http://www.waterforum.jp/jp/2018/0216/?p=7747

▼ダルビッシュ 有 水基金についてはこちら▼
http://www.waterforum.jp/jp/what_we_do/grass_roots_projects/darvish

(報告者:マネージャー 郡司晃江)

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・活動へのご支援・ご協力のお願い

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日本水フォーラムは、皆様の会費及び寄付等によって国内外の水問題解決に向けた活動を行っております。
日本水フォーラムの活動を支援していただける会員を募集しております。
水問題解決に向けた持続可能な取組みを行うために、皆様の温かいご支援をなにとぞよろしくお願いいたします。

▼会員募集の詳細はこちら▼
http://www.waterforum.jp/jp/get_involved/pages/become_a_member.php

日本水フォーラムは、国内外の水問題解決に向けて分野問わず幅広い方々と協働で活動を展開しています。
日本水フォーラムの活動にご協力いただける方、ご興味のある方は以下よりお問い合わせください。

▼問い合わせ先はこちら▼
TEL: 03-5645-8040
E-mail: news[at]waterforum.jp
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3~4月号:合併号4月上旬

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