ニュースレター

2016年02月03日

ニュースレター 水未来会議 ダルビッシュ 有 水基金

JWF News 2月号

JWF News Vol.137 日本水フォーラムロゴ
平成28年2月3日発行

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----- 目 次 -----

巻頭言 孤独な日本語

 

日本水フォーラムからのお知らせ
【3月1日】国際シンポジウム『国連【世界水の日】記念・水未来会議2016~
Climate is Water』ご案内

「ダルビッシュ 有 水基金」第10号プロジェクト決定

 

日本水フォーラムからの報告
アフリカの水分野の課題と日本の貢献可能性
世界水パートナーシップ(GWP)・GWP中国技術諮問委員会共催による「洪水管理にかかる南南協力地域ワークシヨップ」参加報告

 

採用情報

 

掲示板コーナー

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巻頭言 孤独な日本語
日本水フォーラム事務局長
竹村公太郎

 

   昨年の暮れ、皇室の1年間を振り返るテレビ番組を観覧していました。7月に皇太子殿下、妃殿下がトンガの国王の戴冠式にご参加されたご様子の映像が流れていました。
トンガは日本語にとってとても大切な国なのです。

1、日本人の脳
約40年前、東京医科歯科大学の角田忠信教授(当時)は日本人の脳内の働きを西欧人の脳と比較して、著しい相違いがあることを次々と実証し、その集大成が「日本人の脳-脳の働きと東西の文化」(大修館書店、1978年)として出版されました。
角田教授の研究成果のポイントは、

  1. 西欧人は、自然界の虫の音を『雑音』として右脳で処理している。ギャーギャー泣いたりワーワー叫んだり怒鳴ったりする人の感情音も『雑音』として右脳で処理されている。
  2. つまり、西欧人は、人間の言語、数字のみを左脳で扱っている。
  3. ところが、日本人は、虫の音や人の感情音声を、言語と同じ左脳で処理している。
  4. 西欧人も日本人も「論理」はすべて左脳で扱っている。
  5. つまり、西欧人の左脳の論理は、言語と数字で構築されていく。
  6. 一方の日本人の左脳には、言語だけでなく、「虫の音」も「人の感情音声」も収納されている。そのため、左脳による論理の構成の中には、自然情緒や人間の感情を組み込んでしまう。

西欧人は論理的で、日本人は情緒的で論理的でないと言われています。この日本人の独特な左脳の働きを知ると、日本人が論理的でなく情緒的だということが、なるほどと胸にすとんと落ちてくるのです。

2、孤独な日本人の脳
「日本人の情緒性、非論理性はその脳に支配されている。」
角田先生は、日本人の底流にある情緒性を、医学者が科学的、客観的手法によって掘り起こしました。角田先生は1986年に日本文学大賞も受賞されています。
日本人の左脳による論理は、他国民と異なり、特異な存在であるようです。
角谷先生はその後、日本人と同じ左右の脳機能分担をする民族を探し廻りました。つまり、左脳で虫の音や人の感情音声を処理している民族を探したのです。
その結果、お隣の中国も、台湾も、朝鮮半島の人々も、東南アジアの人々も、全て西欧人と同じパターンでした。文法が日本語と似ているモンゴルも、やはり虫の音、人の感情音声は「雑音」として右脳で処理されていたのです。
いったい、いつ日本語が形作られたのかは定かではありません。縄文時代の6,000年前なのか、弥生時代の2,000年前なのか?いずれにしても、地球上で日本語は孤独な存在だったのです。
ところが、角田先生は遂に、虫の音や人の感情を左脳で処理している人々を見つけたのです。
南海に浮かぶポリネシア諸島の「トンガ」と「サモア」でした。
日本語はやっと孤立を免れたのです。なお同じポリネシア諸島でもオーストラリア大陸に近いニュージーランドでは、西欧型のパターンでした。

世界地図を見ると、トンガとサモアはまさに南海の孤島にあります。この南海の孤島トンガ人とサモア人だけが、日本人と共通の左脳の言語機能を有しているというのです。
日本人とトンガ、サモアの人々は、自然界の音や人間の感情を左脳で処理して、論理の構成をしていく。このようなことを、私のような素人が考えると、人類進化の初期段階の言語形態のような気がしてしまいます。
21世紀の現在、日本人とトンガ、サモア人だけが人類進化の初期の左脳の機能を保存していたのでしょうか?この謎は私には手におえません。
しかし、とりあえず、日本人の言語機能は孤独ではなかったのです。トンガとサモアは貴重な友人だったのです。

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日本水フォーラムからのお知らせ
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【3月1日】国際シンポジウム『国連【世界水の日】記念・水未来会議2016~
Climate is Water』ご案内
日本水フォーラムは、来る3月1日(火)14:00~18:00(開場13:30)、国際シンポジウム『国連【世界水の日】記念・水未来会議2016~ Climate is Water』を開催します(於:東京都千代田区永田町)。基調講演にトヨタ自動車株式会社代表取締役副社長須藤誠一氏をお迎えする他、国連持続可能な開発計画(SDGs)やパリ協定(気候変動)をはじめとする最新動向を踏まえ、長期かつ広範なビジョンのもと、次世代の水行動に向けた闊達な議論を予定しています。 多数のご参加をお待ちしています。
»参加お申込方法・概要等の詳細は こちら

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「ダルビッシュ 有 水基金」第10号プロジェクト決定
「ダルビッシュ 有 水基金」の第10号プロジェクトを、インド北東のラージャスターン州で実施することが決定しました。インドの中でも特に水ストレスが高いこの地域では、水源をため池に貯めたわずかな雨水に頼っていますが、家畜もその雨水を使うなど、池の雨水は汚染され、住民たちは安全な飲み水の確保ができていません。途上国の多くで見られるように、女性や女児は頭に20リットル大の壺を載せて毎日3~4キロを歩いて水を運ぶ重労働を担い、大きな負担になっています。
本プロジェクトによって雨水貯留タンクを家庭に設置することにより、10世帯(およそ50名)が継続して安全な飲み水を利用できるようになり、また女性や女児の負担が軽減されます。
平成19年に、途上国の人々へ安全な水を提供することを目的に設立された同基金には、ダルビッシュ投手(テキサス・レンジャーズ所属)の勝利試合ごとにご本人から寄付される10万円、および一般の賛同者の方の寄付が積み立てられており、その総額は約1,600万円となっています。(平成28年1月現在)
» 第10号プロジェクトの詳細は、こちら をご覧ください。
» 過去のプロジェクトの詳細は、こちら をご覧ください。

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日本水フォーラムからの報告
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アフリカの水分野の課題と日本の貢献可能性
「日本水フォーラムは、アフリカ水協会(本部: コートジボワール)を訪問し、水分野における日本とアフリカとの今後の連携について協議を行いました。アフリカ地域は、水と衛生に関して未だ多くの課題を抱えています。アフリカ水協会は、アフリカ地域全域の上下水道関連機関を束ねるネットワーク組織で、事業体の人材育成をメインに活動を行いながら、開発銀行の融資対象となるような優良な案件の形成に熱心に取り組んでいます。
今年の2月22日~25日には、同協会が主催する国際会議・展示会がケニア・ナイロビで開催されます。アフリカの現状そして機会について情報収集し、事業体を始めとしたアフリカの水分野の主要な関係者にアクセスする絶好の機会です。
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» 第18回アフリカ水協会国際会議・展示会

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世界水パートナーシップ(GWP)・GWP中国技術諮問委員会共催による「洪水管理にかかる南南協力地域ワークシヨップ」参加報告
日本水フォーラムは、2015年12月14日(月)~16日(水)に、中国広東省佛山市で、世界水パートナーシップ(GWP)・GWP中国技術諮問委員会共催による「洪水管理にかかる南南協力 地域ワークシヨップ」に参加をしました。本ワークショップは、GWP 中央アジア・コーカサス、GWP南アジア、GWP東南アジア、GWP中国技術諮問委員会からの代表者が一堂に集まり、アジア地域の共通課題の一つである洪水管理をより効果的に実施していくために、どうやって共に取り組んでいくことができるかを協議するために開催されました。
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採用情報
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契約職員・アルバイト職員を募集します
現在日本水フォーラムでは人材を募集しております。
日本水フォーラムのミッションとビジョンを理解し、地球上の水問題解決に貢献したいという、強い意志をお持ちの方のご応募をお待ちしています。
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ご質問等、お気軽にE-mail (recruit[at]waterforum.jp)またはお電話にてお問い合わせ下さい。

 

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掲示板コーナー
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【18th AfWA International Congress & Exhibition】
主催:African Water Association (AfWA)
開催日時:2016年2月22日(月)~25日(木)13:30~16:40
開催会場:Kenyatta International Convention Centre (KICC)
詳細:https://www.afwacongress2016.org/
【第188回河川文化を語る会】講演『新美南吉童話に描かれた里山 ~知多半島の森・川・溜池を中心に~』
主催:公益社団法人 日本河川協会
開催日時:2016年3月6日(日)14:30~16:40
開催会場:TKPガーデンシティ名古屋新幹線口
詳細:http://www.japanriver.or.jp/kataru/kataru_index.htm

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内容に関してのお問い合わせは各主催者へお願いいたします。
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イベントやシンポジウムへの参加呼びかけなど、水問題解決に向けた取り組みをご案内していただくことを目的に、JWF News紙面上に「掲示板コーナー」を設けております。掲載ご希望の方は、news[at]waterforum.jpまでご連絡下さい。追って、掲載の取扱基準等をお送りいたします。

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JWF News Vol.137    平成28年2月3日発行

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