ニュースレター

2015年09月02日

ニュースレター JWFファンド 下水道展 水の日/水の週間

JWF News 9月号

JWF News Vol.132 日本水フォーラムロゴ
平成27年9月2日発行

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----- 目 次 -----

巻頭言 2015年、災害の夏

 

日本水フォーラムからのお知らせ
契約職員・アルバイト職員を募集します

 

日本水フォーラムからの報告
アジア開発銀行(ADB)で開催されたアジア太平洋地域の水資源管理に関するワークショップへの参加
アジア水開発展望(AWDO)2016 中間レビュー会合への参加
JWFファンド2014実施に関する完了報告
「下水道展’15東京」スイスイ下水道研究所に参加
「第39回 水の週間 水の展示会」でワークショップを開催

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巻頭言 2015年、災害の夏
日本水フォーラム事務局長
竹村公太郎

 

日本の猛暑
2015年の夏は尋常ではない猛暑となりました。熱中症で緊急搬送された方々や、亡くなった方々のニュースが流れない日はありませんでした。普段の生活で、地球の気候変動の激しさを肌で感じることになりました。
伝統的日本家屋は、湿気と暑さに強い作りです。日本家屋は風を上手に取り入れ、過ごしやすいといわれていましたが、もうそれは遠い夢のようです。
鉄筋コンクリートのマンションに住んでいる人たちは、冷房を切ることはできません。昨年までは冷房を入れなかった我が家も、今年は冷房を入れ続けています。冷房をオンにしたときは、二匹の飼い猫のためでしたが、もうそれは熱中症から自分を守るためになっています。
この冷房が外気を温め、さらに温暖化に手を貸してしまうことは分かっていますが、今年の暑さの中ではやむを得ませんでした。
21世紀に入ってから、日本の熱中症の犠牲者は増加する一方です。厚生労働省によると、2010年には1,700人が亡くなり、それ以降も毎年500人から1,000人の死者数と報告されています。
2015年のデータは集計中ですが、記録的な数字になるのではないでしょうか。熱中症で、毎年このように多くの方々が死亡するのを見ると、日本の猛暑は、新しい「自然災害」という位置づけになっていくようです。

インドとミャンマーでの洪水
日本が猛暑で苦しんでいる中、東南アジアでは洪水に悩まされていました。
8月5日、インド西ベンガル州と中部のマディヤブラデシュ州で、洪水によって列車が相次いで橋から脱線し、川に落下して多くの死者を出したというニュースが入ってきました。インドは本年6月にも、アッサム州とグラジャート州で記録的な豪雨により、多くの被災者と死者が報告されたばかりでした。
インドの洪水に続いて、8月10日、ミャンマー全土で深刻な洪水被害が発生したことが報じられました。14州のうち12州が洪水に襲われ、100万人以上の人々が被災を受け、多くの方々が亡くなってしまいました。主食の米を生産する田圃48万ヘクタールも壊滅し、深刻な食料危機が想定されるということです。
3年前、ミャンマーを訪れましたが、あの穏やかな農村風景が洪水に襲われているのを想像すると心が痛みます。

米国の干ばつ
一方、米国では深刻な渇水が続いています。米国の西部一帯の渇水は2013年から続いています。2013年は「500年に1度」の大渇水と言われていましたが、2015年の渇水は「1200年に1度」の歴史的大渇水と報道されています。カリフォルニア州知事は、数年前から続く水不足に対して、本年4月には非常事態を宣言しました。
大渇水の原因は、降雨と降雪不足です。もともと、米国西海岸は雨が少ない一帯です。特に、カリフォルニア州の東のロッキー山脈には、平年に比して極めて少なく、6%の残雪しかないということです。
雪は自然の水の貯蔵庫です。高地に積もった雪は、一年を通じてゆっくり溶けだします。その融雪水は、河川の流量を豊かにしてくれます。高地に積もった雪は、自然のダムなのです。それがなくなってしまったのです。
カリフォルニアの人々は、庭の芝生を砂利に変えたり、人工芝にしたりしています。州政府もそれに補助金を出しているということです。プールも潰してしまった家々もあるそうです。
カリフォルニアは全米の野菜の50%の収穫があり、米国のサラダ地帯と呼ばれてもいます。今後、この渇水の影響は全米に広がっていくと心配されています。

2015年の日本の猛暑、東南アジアの連続する洪水、そして米国の大渇水を見ると、地球の気象はますます凶暴化してきているようです。この地球の気象の凶暴化は、地球のキャパシティーを越えた過度な人類活動が原因であることは間違いないでしょう。
21世紀の今、人類文明を持続可能にするためにはどうすればいいのか、英知を集めて真剣に考えていかなければなりません。

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日本水フォーラムからのお知らせ
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契約職員・アルバイト職員を募集します
水は、あらゆる生命の源であり、人々の生活・社会や経済を支える貴重な資源です。 日本水フォーラムのミッションとビジョンを理解し、地球上の水問題解決に貢献したいという、強い意志をお持ちの方のご応募をお待ちしています。
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ご質問等、お気軽にE-mail (recruit[at]waterforum.jp)またはお電話にてお問い合わせ下さい。

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日本水フォーラムからの報告
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アジア開発銀行(ADB)で開催されたアジア太平洋地域の水資源管理に関するワークショップへの参加
日本水フォーラムは、8月11日にフィリピン・マニラにあるアジア開発銀行(ADB)本部において開催されたワークショップ“Strengthening Water Partnerships for Climate Change and Disaster Risk Management”(主催:国土交通省・ADB)に参加し、アジア太平洋地域の水資源問題の解決に向けた活動紹介を行いました。
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アジア水開発展望(AWDO)2016 中間レビュー会合への参加
日本水フォーラムは、8月13~14日にアジア開発銀行(ADB)で開催された「アジア水開発展望(Asian Water Development Outlook: AWDO)2016 」の中間レビュー会合に参加しました。
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JWFファンド2014実施に関する完了報告
昨年度の草の根活動「JWF ファンド 2014」 にて採用したプロジェクト、全11件が完了しました。昨年度は、「水と衛生」と「水関連災害のリスク軽減」、2つのテーマに絞ってプロジェクトを募集し、試験的な取り組みやこれまでにない手法が実施されました。草の根レベルでの多様な活動には、他の団体や私たちが学ぶべきことが多くあると改めて感じました。
各プロジェクトの報告書はJWFファンド2014ウェブページに掲載しています。
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「下水道展’15東京」スイスイ下水道研究所に参加
7月28日(火)~31日(金)の4日間、東京ビッグサイトで「下水道展’15東京」 (主催:公益社団法人日本下水道協会)が開催されました。そのパブリックゾーンに開設された「スイスイ下水道研究所」 において、『いろいろ研究発表大会』で事例発表に出場した他、「NPOコーナー」の企画運営協力を行うとともに、『水環境ひろば』でのセミナー出展、及び『パネル展示』を行いました。
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「第39回 水の週間 水の展示会」でワークショップを開催
東京国際フォーラムで「第39回 水の週間 水の展示会(8月12日(水)~8月14日(金))」が開催されました。その中で、水の週間実行委員会の委員である日本水フォーラムは、8月12日(水)に、ワークショップ“ぐるっと地球を回っちゃおう!親子でめぐる水の探検”を開催しました。
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「掲示板コーナー」掲載記事を募集しています。
イベントやシンポジウムへの参加呼びかけなど、水問題解決に向けた取り組みをご案内していただくことを目的に、JWF News紙面上に「掲示板コーナー」を設けております。掲載ご希望の方は、news[at]waterforum.jpまでご連絡下さい。追って、掲載の取扱基準等をお送りいたします。

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JWF News Vol.132    平成27年9月2日発行

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